金市場ニュース

ニュースレター(2012年7月6日)1587ドル

週間市場ウォッチ

本日金価格は、PM Fix価格がトロイオンスあたり1587ドルと、先週のPM Fix価格より0.7%下げています。

週明け月曜日は、先週金曜日の欧州首脳会議の結果を受けて急騰した価格が、ロンドン時間午前中に緩やかに戻すことになりました。これは、先週合意された「欧州安定メカニズム(ESM)」を使った国債買い支え策について、フィンランドとオランダが反対を表明したことが伝えられたためです。

その後、米国主要経済指標の6月ISM製造業景況指数が、2009年7月以来の低い水準となったことから、量的緩和(QE3)の期待が高まり、ドル安と共に金価格は上昇することとなりました。

火曜日も前日同様にQE3への期待から、金価格は緩やかに上げ、トロイオンスあたり1620ドルを越えるレベルまで上昇しました。

水曜日は、米国が独立記念日の祝日であり、欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表を翌日、米国雇用統計発表を金曜日に控え、模様眺めの市場となりました。

木曜日は、市場注目の英中央銀行BOEおよび欧州中央銀行の政策金利発表が行われ、中国中央銀行の人民銀行も政策金利を引き下げました。中国の利下げは、予想外であったことからも金価格は多少上げましたが、米国民間会社発表の雇用データが、予想を上回るものであり、FRBによる量的緩和(QE3)への期待が後退し、金価格は大きく下げることとなりました。

それぞれの中央銀行の金融政策発表内容は次のようになります。

  • 英中央銀行BOEの金融政策委員会は、政策金利を0.5%に据え置き、資産購入枠を500億ポンド拡大し、このプログラムの総額が約3750億ポンドとなることを発表。この過去最低水準の政策金利は、40ヶ月継続して据え置かれたこととなります。
  • 欧州中央銀行は、政策金利を0.25%引き下げ史上最低の水準である0.75%とすることを発表。欧州中央銀行へ市中銀行からの預金金利は0.0%となりまた。デンマークの中央銀行は、同金利を-0.2%と設定。これらは、市中に資金が行き渡ることを目的としたもの。
  • 中国中央銀行の人民銀行も、25ベーシスポイント政策金利を引き下げることを発表。

民間会社発表雇用データとは、6月ADP全国雇用者数であり、これは17.6万人と前回と予想を上回り、それに加え6/30までの週の新規失業保険申請件数は、37.4万件と前回および予想よりも下回ったことから、雇用環境が改善されていることを示唆するものとなり、追加量的緩和への期待が後退しました。

金曜日は、市場注目の米国雇用統計が発表され、6月非農業部門雇用者数は8万人増と、予想を下回ったものの前回修正値を上回り、同月失業率は8.2%と、前回および予想と変わりませんでした。この内容は、良いものではないものの、QE3の期待が高まる水準ではないため、発表後多少上げたものの、上げ幅を削りトロイオンスあたり1600ドルを割り込むこととなりました。、

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BullionVaultニュース

今週月曜日に、BBCラジオ4で「金と通貨-どちらが信頼できるのか:金本位制の是非」の特別番組が放送されました。番組(英語)はこちらでお聞きいただけます。


また、この番組で、弊社顧客がなぜ金投資をしたのかについてインタビューされています。ここで弊社顧客はその理由として、政府による金融政策によって資産価値が低下することを憂慮していること。そして、一般投資家よりも情報を持っていると考えられる中央銀行がネット購入者となっているのであれば、金購入は正しいものであるはずであるとコメントしています。このインタビューは26:30秒まで早送りをするとお聞きいただけます。

今週のの市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。

また、今週の主要経済指標の結果と解説は、下記のリンクでご覧いただけます。

なお、今週の市場を日本語で解説しているビデオは、下記のリンクでご覧いただけます。

http://goo.gl/ovzhd

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ホワイトハウス佐藤敦子は、オンライン金地金取引・所有サービスを一般投資家へ提供する、世界でも有数の英国企業ブリオンボールトの日本市場の責任者であると共に、市場分析ページの記事執筆および編集を担当。 現職以前には、英国大手金融ソフトウェア会社の日本支社で、マーケティングマネージャーとして、金融派生商品取引のためのフロント及びバックオフィスソフトウェアのセールス及びマーケティングを統括。

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