ニュースレター(2012年7月27日)1618.25ドル
週間市場ウォッチ
先週金曜日の金価格は、PM Fix価格がトロイオンスあたり1618.25ドルと、前週金曜日のPM Fix価格より2.7%上げていました。
先週月曜日は、スペインのバレンシア州が先週金曜日中央政府に金融支援を要請し、日曜日には、ムルシア州も支援要請を考慮している事を明らかにした事から、スペインの10年国債利回りが、過去最高の7.6%となったため、ユーロが下げ、金も下げることとなりました。
また、中国人民銀行が同国の経済成長率が鈍化するとの見解を示した事も、金を押し下げる要因となった模様です。
翌火曜日は、格付け会社ムーディーズが、ドイツ、オランダ、ルクセンブルクの格付け見通しを「スティブル(安定的)」から「ネガティブ」とした事から、リスクオフが進み、ユーロが下げると共に、金も下げることとなりました。
水曜日、金価格はトロイオンスあたり1600ドルを越える上げとなりました。この要因は下記のようになります。
- 欧州中央銀行理事会メンバーのノボトニー総裁が、ブルーンバーグとのインタビューで、ユーロ圏救済基金への銀行免許付与に賛成する意見があるという発言が伝えられた事。
- ウォールストリートジャーナルが、FRBによる追加緩和が行われる観測を伝えた事。この記事の執筆者Jon Hilsenrathが、FRBの内情に詳しいとされている人物である事からも、追加緩和への期待が高まったため。
木曜日もまた金価格は上げることとなりました。これは、欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁が、「ECBははユーロ圏を崩壊から守るためにあらゆる措置を講じる用意がある」と発言した事から、欧州債務懸念が和らぎ、リスクオンモードとなった事から。
金曜日もまた、前日のドラギECB総裁の発言から為替市場でユーロが買われ、金価格も上げることとなりました。また、同日発表の米国第2四半期GDP速報値が、1.5%と前回より下げ、経済の減速を示したものの、予想を上回ったために、FRBによる量的緩和への期待が後退し、金価格は多少戻すこととなりました。
その他市場ニュース
- SPDRゴールドシェアの持ち高が前週木曜日9トン金曜日2.4トン下げ残高1254トンと6ヶ月前の水準へ戻った事。しかし、金ETF全体においては、2012年に入り7%増と、金投資需要増加への傾向は継続中。
今週の注目点は下記のようになります。
- 米国連邦公開市場委員会(FOMC)が31日から開催され、1日に政策金利と共に、声明が発表されること。
- 米国主要経済指標の雇用データが、3日に発表されること。
- 欧州中央銀行とイングランド銀行が、2日に政策金利を発表すること。
先はそれぞれ、今後の主要中央銀行の金融政策である量的緩和への可能性を見極める手立てとなるために、金市場は影響を受けることとなります。
BullionVaultニュース
先週は、私が休暇をいただいていたため、市場分析ページには、新たに記事の掲載は行われませんでしたが、主要経済指標は、下記のリンクでご覧いただけます。
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