金市場ニュース

ニュースレター(2012年10月19日)1737ドル

週間市場ウォッチ

今週金曜日の金価格は、PM Fix価格がトロイオンスあたり1737ドルと前週同価格から1.7%下げています。そのため、2週続けて金価格は下げたこととなり、これは5月以来のこととなります。

週明け月曜日に、金価格は下落することとなりました。これは、先週金曜日にも見られた、米国主要経済指標が経済の回復を示唆するものであることなどから、ファンドの利益確定売りによるものです。

同日の主要経済指標は、米国9月小売売上高で、前月比+1.1%と前回及び予想を上回り、2010年10月以来の伸びとなったことから、米国経済回復は、FRBの量的緩和の必要性が減少することなどから、金は売られることとなります。

火曜日金価格は、前日の下げを戻すこととなりました。これは、スペインが金融支援要請に近づきつつあるという観測から、市場の懸念が薄れ、ユーロが上げ、金価格も押し上げられたためです。

水曜日は、金価格は狭いレンジで取引されることとなりました。

木曜日は、米国で発表された経済指標、フィラデルフィア連銀製造業景況指数が、予想を上回る6ヶ月ぶりの高水準となったために、金価格は押し下げられることとなりました。

金曜日は、前日から行われているEUサミット後、各首脳から目新しい発言がない中、ユーロが下げる中金価格もまた前日に引き続き下げることとなりました。

また、EUサミットでは、昨日銀行監督一元化を2013年中に実施することは合意したものの、スペインよりの救済申請に関しては、ラホイ・スペイン首相の「救済に関して決定していない、救済を求める圧力はまったく感じていない」という発言が明らかになると、スペイン債が売られ、ユーロは対ドル弱含みに推移することとなりました。

そして、ロンドン時間PM Fix価格が付けられた後に金価格は急落しました。これは、米主要企業の業績懸念などで株式市場が下げる中、金市場も先行き不安などから、利益確定売りが進んだ模様です。

FRBによる量的緩和第三弾(QE3)の発表で上げてきた金価格ですが、トロイオンスあたり1800ドルを試して超えなかったことなども、市場心理に影響を与えているようです。

その他の市場ニュース

  • 米格付け会社のムーディーズが、スペイン国債の格付けを据え置き、引き続き投資適格級としたこと。
  • 中国第3四半期GDPが7.4%と7四半期連続で鈍化したこと。

ブリオンボールトニュース

先週日曜日に発表された、英国非公開企業の売上高に応じて、トップ250の企業を選出する、サンデータイムズ「トップ250」で、英国伝統企業のアストンマーチン、セルフリッジなどを押さえブリオンボールトが11位にランクされました。このリストは下記のリンクでご覧いただけます。

http://www.fasttrack.co.uk/fasttrack/leagues/top250leaguetable.asp?site…

また、今週木曜日には、ブリオンボールト最高経営責任者ポール・タスティンの時事通信社による金投資に関するインタビュー記事が、時事ドットコムに掲載されました。この記事(日本語)は下記のリンクでご覧いただけます。

英国主要紙テレグラフのオンラインの、金と銀の投資と他の投資との比較のレポートで、弊社リサーチ主任エィドリアン・アッシュのコメントが取り上げられました。この記事全文(英語)は、こちらでご覧いただけます。

http://blogs.telegraph.co.uk/finance/ianmcowie/100020790/gold-shines-an…

先週金曜日からの価格の下げの背景を解説している、弊社チーフエコノミストのベン・トレイノアのコメントが、米国著名経済サイト「MarketWatch」で取り上げられました。

http://www.marketwatch.com/story/gold-futures-wobble-in-european-tradin…

今週から市場分析ページには、野村證券(株)専務取締役などの金融業界の要職を歴任後、現在は多くの企業の顧問として精力的に活動されている中澤信雄氏の記事をお届けすることができることとなりました。今週は、「IMF世界銀行総会にて思うこと」をお届けします。

また、今週の主要経済指標の結果と解説は、下記のリンクでご覧いただけます。

なお、今週の市場を日本語で解説しているビデオは、下記のリンクでご覧いただけます。

http://goo.gl/1JCVm

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ホワイトハウス佐藤敦子は、オンライン金地金取引・所有サービスを一般投資家へ提供する、世界でも有数の英国企業ブリオンボールトの日本市場の責任者であると共に、市場分析ページの記事執筆および編集を担当。 現職以前には、英国大手金融ソフトウェア会社の日本支社で、マーケティングマネージャーとして、金融派生商品取引のためのフロント及びバックオフィスソフトウェアのセールス及びマーケティングを統括。

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