金市場ニュース

ニュースレター(13/04/2012)1666.50ドル

週間市場ウォッチ

本日金価格は、ロンドンPM Fixがトロイオンスあたり1666.50ドルと先週金曜日のPM Fixより2%上げています。

英国がイースター休暇初日であった先週金曜日6日は、注目の3月米国雇用統計が発表されました。その結果は、非農業部門雇用者数が、12万人と20万5千人の市場予想を大きく下回ることとなり、失業率は8.2%と前月から0.1%ポイント改善したものの、金融の追加量的緩和への期待が再燃し、金価格は市場外取引で上げることとなりました。

英国祝日の9日は、インドで行われていた、インド政府による関税引き上げに抗議した、宝飾品店のストライキが21日ぶりに終わったことから、金価格を多少押し上げることとなりました。同国宝飾業界団体によると、インド政府は、業者らの意見を検討する意向を示したとのことです。

イースター休暇明け火曜10日は、ニューヨーク時間に入り金価格がトロイオンスあたり20ドルほど急騰しました。これは、スペインとイタリアの10年債利回りがそれぞれ5.99%と5.68%となるなど、ユーロ圏諸国の債務危機への懸念が再燃したためです。

同日、スペインとイタリアの銀行株が下落し、イタリアの大手銀行ウニクレディト株が急落したために売買停止となっています。これは、欧州中銀による3年物資金供給オペで調達した資金で購入保有しているスペイン国債の下落が嫌気されたことからです。

11日は、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表されましたが、内容に大きな変化はなかったため、ロイオンスあたり1654から1660ドルの狭いレンジで推移しました。

12日は、米国4/7までの週の新規失業保険申請件数が、38万件と前回および事前予想を上回ることが発表され、先週末の非農業部門雇用者数の悪化などからも、FRBによる金融の追加緩和への期待が高まることとなりました。また、前日の米連邦準備理事会(FRB)のイエレン副議長による「FRBの超緩和政策は適切だ」との見解と、米ニューヨーク連銀のダドリー総裁の「米経済が難局を脱したと言うには尚早である」というコメントも改めて要因となり、市場の期待を高めることとなりました。そのため、金価格はロンドン時間14時過ぎにトロイオンスあたり20ドル上昇しました。

本日13日は、中国の第一四半期のGDPが8.1%と予想を下回るなど市場の懸念材料がある中、今週の価格の上げの調整などからも、緩やかに金価格は下げることとなりました。

市場ニュース

  • スペインの債務問題が再燃し10年債利回りが5.99%と急騰。それに伴い、イタリアの債務問題、またイタリア国内銀行の保有するこれらの国々の国債保有によるリスクが懸念され、イタリア銀行株が下げ、イタリア国債の利回りも急騰。
  • 世界銀行が発表した中国のGDP見通しが8.4%から8.2%へと下方修正され、中国国家統計局発表の中国第一四半期GDPは、8.1%と前回および予想を下回り、過去3年で最低の伸びにとどまったこと。
  • トムプソン・ロイターGMFSが、最新レポートを発表し、2012年に金価格が2000ドルに近づくことを予想。

BullionVaultニュース

今週、ブリオンボールト取締役ティム・ラビーンが、経済サイトで取り上げられました。ここでは、ティム・ラビーンが代表である、ロスチャイルド資本によって運営されているAugmentum Capitalが、ブリオンボールトへ資本参加をした背景を含めてインタビューされています。この記事(英語)全文はこちらでご覧いただけます。

今週の市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。

また、今週の主要経済指標の結果と解説は、下記のリンクでご覧いただけます。

なお、今週の市場を日本語で解説しているビデオ及びその内容は、下記のリンクでご覧いただけます。

http://goo.gl/FWTSX

また、弊社リサーチ研究員のベン・トレィノアの金市場のまとめ(英語)はこちらでご覧いただけます。

http://goldnews.bullionvault.com/gold-weekly-review-video-041320125

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ホワイトハウス佐藤敦子は、オンライン金地金取引・所有サービスを一般投資家へ提供する、世界でも有数の英国企業ブリオンボールトの日本市場の責任者であると共に、市場分析ページの記事執筆および編集を担当。 現職以前には、英国大手金融ソフトウェア会社の日本支社で、マーケティングマネージャーとして、金融派生商品取引のためのフロント及びバックオフィスソフトウェアのセールス及びマーケティングを統括。

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