ニュースレター(10/06/2011)金価格1529ドル
週間市場ウォッチ
本日金価格は、ロンドンPM FIXがトロイオンスあたり1529ドルと先週金曜日から0.7%下げています。
今週初めに金価格は、先週末の米国雇用統計を受け、米国連邦準備制度理事会(FRB)が、今月末に予定している量的緩和策終了後、状況によっては第3次量的緩和(QE3)を行わざるを得ないのではないかという見方が広がり、金は買われトロイオンス価格1550ドルを一時越えました。
その後、FRBのバーナンキ議長の講演が8日に予定されていたために、市場はそれを待つ模様眺めとなり、8日の講演において、バーナンキ議長が量的緩和追加について全く触れなかったことより、利益確定売りが株式市場に広がり、金も売られました。
昨日は、欧州中央銀行(ECB)が、その政策金利1.25%を据え置くことを発表した定例理事会後の記者会見で、トリシェ総裁が、インフレ圧力を「強く警戒すべきである」と述べ、7月に利上げに踏み切る可能性を示唆しました。この「強く警戒すべきである(strong vigilance)」という言い回しは、2008年以来の利上げを行った今年4月以前の記者会見でも使われたものです。
この記者会見後、少なくとも7月までは低金利政策が継続されることから、株価が上昇し、金を含む商品にも買戻しが入りました。
また、今週8日に行われた石油輸出国機構(OPEC)の総会が、増産をめぐり決裂したことによる、今後のエネルギー価格の上昇による物価上昇懸念もまた金の買い材料となった模様です。
OPEC総会が決裂したのは、会合開催以来初めてとのことです。そのため、今後夏のエネルギー消費ピークシーズンにOPECの足並みがそろっていないことが、懸念材料となっているようです。
今週の主要経済指標は下記のようになります。
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日付 |
内容 |
前回 |
予想 |
結果 |
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9日 |
英国BOE政策金利発表 |
0.5% |
- |
0.5% |
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ユーロ圏欧州中銀金融政策発表 |
1.25% |
- |
1.25% |
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米国 6/4までの週の新規失業保険申請件数 |
42.6万件 |
41.9万件 |
42.7万件 |
来週は、主要経済指標としては、英国の指標としては5月消費者物価指数、米国においては5月消費者物価指数、5月小売売上高、5月鉱工業生産、5月住宅着工件数などの発表が行われます。
BullionVaultニュース
今週9日に、ロイター通信で、弊社Steve Kowallが弊社の新シニアスタッフとして、新規ビジネス開発に携わることとなったことが取り上げられました。Steveは、FedilityおよびSkandiaといった大手金融機関で長く、新規ビジネスの開発に携わってきた専門家です。彼は、弊社においてはグローバル・ビジネス・デベロップメント・マネジャーとして、弊社サービスを金融機関を通じても紹介するといった、更なるビジネスの展開を担います。
この記事の日本語概要は、下記のリンクでご覧いただけます。
https://gold.bullionvault.jp/news.do
また、今週市場分析ページには下記の記事が掲載されました。よろしければ、下記のリンクでご覧ください。
- スタンダードバンク東京支店長池水雄一氏による「盛り上がる個人のシルバー現物投資」
- はじめての金読本より「インドと中国が金需要大国に」及び「金をめぐる環境と潮流」
- 弊社リサーチ主任エィドリアン・アッシュによる「ドルの基軸通貨としての位置」
金市場の需要/供給欄には、「日本の年金が金投資開始」が掲載されました。
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