ニュースレター(05/08/2011)金価格1658.75ドル
週間市場ウォッチ
本日金価格は、ロンドンPM FIXがトロイオンスあたり1658.75ドルと先週から1.8%上げています。
金価格は今週も史上最高値を更新続け、昨日トロイオンスあたり1680ドルを超えました。その後、欧米の株式市場が急落する中、他の商品とともに換金目的から40ドル下げることとなりました。
今週金が史上最高値を更新続けた理由は、下記のようになります。
1. 米国の景気低迷への憂慮
先週週米国の債務上限は引き上げられたものの、今後10年間で2兆4000億ドルの歳出削減が合意されたとによる、急激な歳出カットによる景気停滞への懸念と、先週以降発表されている米国主要経済指標が思わしくないことから景気がすでに二番底に陥っているのではないかとの懸念。また、米国格付け会社による格付け引き下げを予想し、それによる借り入れコスト上昇への懸念。
2. ユーロ圏国々のソブリンリスクへの懸念
イタリアおよびスペイン債の利回りが6%を超え、支援要請に至る水準である7%へ近づき、ベルギーの国債も売られるということなどから、ソブリンリスクが再び高まったことから。
3.中央銀行の金購入
今週火曜日に韓国中央銀行が25トン、タイ中央銀行が17.7トンの金を購入したことが伝えられたことから、公的機関による金購入が進んでいるという認識が広がったため。
また、昨日ロンドン時間午後の急騰の理由は、欧州中央銀行(ECB)の理事会後、トリシェ総裁が記者会見で、期間約6ヶ月間の追加リファイナンスオペを供給額無制限で実施すること、また4ヶ月ぶりにポルトガルとアイルランド国債の買取を再開することなど、更なる金融量的緩和を示唆したことから。
それに対し、欧米の株価が急落したのは、この記者会見でトリシェ総裁が、ユーロ圏の景気に悲観的な見方を示したことなどから、すでに懸念されていた景気の低迷が、危機的なものとも受け止められ、株が大きく売られると共に、金を含む商品市場においてもリスク回避からポジションをクローズし現金化が進むこととなりました。
本日は、米国の主要経済指標である雇用データが発表されることから、市場はそれを注目していました。その結は果、7月非農業部門雇用者数は11.7万人と先月4.6万人と事前予想の9.1万人を上回り、7月失業率も9.1%と0.1%回復したものでした。
そのため、FTSE株価が回復すると共に、一時的に金が売られました。その後、1651ドルと1664ドルのレンジで推移しています。
BullionVaultニュース
先週金曜日に掲載されたファイナンシャルタイムズの「金購入に関しての助言」の記事にブリオンボールトが、金現物を低い費用で購入できる企業の一つとして紹介されました。全文(英語)は下記のリンクでご覧いただけます。
http://www.ft.com/cms/s/2/beee2b0a-b873-11e0-b62b-00144feabdc0.html#axz…
市場分析ページにおいては、今週は下記の記事が掲載されました。
なお、今週の主要経済指標の結果と来週予定される主要経済指標のリストは下記のリンクでご覧いただけます。
さて、先週もお伝えいたしましたが、私も参加いたします9月23日に東京で行われるコモディティ・フェスティバルのリンクを下記に添付いたします。一般参加者の人数は先着120名となっていますので、ご希望であれば、急ぎ下記のリンクでお申し込みください。当日会場でお会いできるのを楽しみにしております。
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