ニュースレター(04/05/2012)1643.75ドル
週間市場ウォッチ
本日金価格は、ロンドンPM Fixがトロイオンスあたり1643.75ドルと先週金曜日のPM Fixから1.2%下げることとなりました。
週明け月曜日は、米国格付け会社S&Pが、先週のスペイン国債の格下げに続き、スペインの銀行16行の格下げを発表しました。また、同日発表されたスペインの第一四半期GDPが、前期比0.3%減となり、再度景気後退(リセッション)に入ったことが明らかとなりました。
そのような中、ロンドン時間昼過ぎに金がトロイオンスあたり15ドル急落したものの、ロンドン終了時間までには同レベルまで戻すこととなりました。この急激な下げは、12億ドル相当の7,500枚の金先物が同時に売却されたからであるとレポートされています。このため、取引は10秒間停止されたとのことです。この原因は入力ミスという噂もありますが、それを売買量などから、否定するトレーダーもいるようです。
火曜日は、主要経済指標の米国4月ISM製造業景況指数が前回及び予想を上回っために、ニューヨーク株式市場が上げる中、金は下げることとなりました。
水曜日は、ユーロ圏のPMI製造業及び失業率が景気の停滞を示すものとなり、リスクオフから金価格は下げることとなりました。英国時間午後に米国ADP雇用者数が予想を下回るものであることが発表され、多少金価格は上げたものの、その後下げることとなりました。
木曜日は、欧州中央銀行の政策金利が1%据え置かれると発表され、その後のドラギ総裁の記者会見で、追加緩和に触れられなかったこと、また、米国4/28までの週の新規失業保険申請件数が、予想以上に改善したことから、FRBによる追加緩和への期待が後退し、金価格は下げることとなりました。
本日金曜日は、市場注目の米国4月雇用統計が発表されました。ここで、非農業部門雇用者数が11万5千人と前回及び予想を下回ることとなり、金価格は急騰することとなりましたが、その後前日同様戻しています。
市場ニュース
- スペインの第一四半期のGDPが前期に続きマイナス成長となり、リセッション入りが確認されたこと。
- 月曜日にCMEで金先物が一分間に12億ドルほど売却され、金価格がトロイオンスあたり15ドル下げ、取引が一時中断したこと。
- 欧州中央銀行が政策金利を1%に据え置いたこと。
- 米国雇用データの非農業部門雇用者数が11万5千人と市場予想を下回るものであったこと
BullionVaultニュース
今週のの市場分析ページには、下記の記事が掲載されました。
- エィドリアン・アッシュによる「2001年以来初めて金価格が3ヶ月連続下落」、「中央銀行が築いた”どこにも通じない橋”とは」
- 専修大学経済学部教授で、金融政策の専門家の田中隆之経済学部博士の「非伝統的金融政策とその効果」
- ブリオンボールトリサーチ部門の「ルピー建て金価格が史上最高値を記録」、「金貨の販売量が81%減少」
また、今週の主要経済指標の結果と解説は、下記のリンクでご覧いただけます。
なお、今週の市場を日本語で解説しているビデオ及びその内容は、下記のリンクでご覧いただけます。
また、弊社リサーチ研究員のベン・トレィノアの金市場のまとめ(英語)はこちらでご覧いただけます。
http://goldnews.bullionvault.com/gold-review-video-050420127
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