ニュースレター (04/02/2011) 金価格1355ドル
週間市場ウォッチ
本日のロンドンPM FIX金価格は、トロイオンスあたり1355ドルと、今週の最高値となっています。
本日は、米国の経済指標でも重要な指標の一つである1月の非農業部門雇用者数と失業率が発表されました。非農業部門雇用者数は3.6万人増と事前予想である12.1万人を下回り、失業率は9.0%と前回の9.4%から改善しました。
これにより、金価格は多少上げましたが、昨日の20ドル近い上げには及びませんでした。
昨日は、欧州中央銀行(ECB)が政策金利についての判断を行い、ECBトリシェ総裁と米国連邦準備精度理事会(FRB)バーナンキ議長の発言が発表されました。ECBは政策金利据え置きを全会一致で承認し、トリシェ総裁がインフレーションの高まりは問題ないとコメントしたことで、金利引き上げが近い将来行われず、しかもFRBの金融の量的緩和は継続されることがバーナンキ議長のスピーチで確認され、金が買われました。
ECBトリシェ総裁は、前回の記者会見でインフレ上昇に強い懸念を示したこともあり、今回の発表において金利引き上げに触れると市場は予想していただけに、先の発言で金が買われました。その後、ロンドン時間夕方のFRBバーナンキ議長の記者会見においては、今週を含む昨今の経済指標が景気の回復を示していたために、金融の量的緩和策が後退するという観測が一部市場であったために、金融の量的緩和継続が確認されると共に金は大きく上げることとなりました。
先週金曜日に大きく拡大したエジプトにおける民主化へ向けてのデモによる、エジプトの緊迫状態は今週になっても沈静化していません。スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏は「この状況下においては、金を売る環境ではない。」とブルースレポートで述べています。
BullionVaultニュース
今週弊社市場分析ページには、初心者にも分りやすい金のブログとして、ワールドゴールドカウンシル日韓地域代表豊島逸夫氏にも推薦されている、「はじめての金読本」より先週転載された「金をめぐる潮流」が中東情勢を含め更新されました。
また、同ブログから「金にはどんなリスクがあるのでしょうか?」、も転載されました。
先週お届けした、スタンダードバンク東京支店池水雄一氏の「スタンダードバンク四半期レポート」の続編も掲載されています。
そして、弊社リサーチ主任エィドリアン・アッシュの最新レポート「金が最適な投資商品ではなくなる時」という記事も掲載されました。
市場分析ページの金市場需要/供給ニュース欄においては、「中国人民銀行幹部が金と銀の保有増加を提言」の記事が掲載されました。
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