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インフレーションが顕著となることで更なる輝きを見せる金

「インフレーションへの懸念が高まっています。それでは、このような中金を購入すべきなのでしょうか。」とブリオンボールトのエィドリアン・アッシュはここで問いかけています。

インフレを憂慮するのはもちろんのこと、人々はガソリン代の急騰を恐れ、金融業界で働く人々は、私立の学校へ子供達を通わせる授業料が支払えないことを心配しています。

それでは、本当にインフレが顕著になった場合はどうでしょうか。これは、あまりにもそのインフレ上昇率が明かで中央銀行の総裁も否定することができない水準となった場合のことです。

140億ドルのファンドを運営するポールソン&カンパニーのジョン・ポールソン氏は、「インフレが明らかになった際は、おそらく金はすでに動いていることでしょう。そのため、今がポジションを持つ機会です。」と述べています

また、970億ドルのファンドを運営するGMOのJeremy Granthamは、「インフレ率が上昇する際、実質金価格も上げることでしょう。」と同意しています。

そして、「アセットクラスでインフレと正の相関関係を持つのは金のみです。」とクレディスイスは、最新Gold Investment Returns Yearbook(世界の投資関連商品リターン年報)で述べています。

ポールソン氏とGrantham氏、また他の多くの人々が予想するように、インフレ率が上昇してくるということに同意するならば、金価格の上昇を予想することでしょう。それは、20世紀の終わりを参考とすると、1971年に金本位制が終焉し、金価格がトロイオンスあたり35ドルの水準を離れた後に、金価格はインフレと共に上昇していることが、下記の表で見ることができます。

ここで一つ考えられる問題は、金の価値ははすでにこの時点から6倍、実質的にはそれ以上となっていることです。そして、この10年間は、1950年以来の米国の公式発表インフレ率が低レベルであったにもかかわらずです。

これは、どのように考えるべきでしょうか。その一つの答えは、金はインフレ率のみが要因ではないということです。1970年代も1980年代も、そして現在も、金価格の上昇はインフレ率のみならず、金利も重要な要因なのです。リスクの低い、実質利回りの低い(もしくはマイナスである)債券や預金は、貯蓄者を、希少であり、破壊することができない、安全資産へと導くのです。

次に、人々は資産価値を年々失うことを望まないために、長期にわたる、株式市場の低迷は金にとっては恵みとなります。もし、リスク資産で利益を得られないのであれば、他の可能性を求めることとなるでしょう。そして、リスク資産がその価値を失うこととなると、国債の安全性は魅力あるものとなります。そして、金も同様の魅力を持ちます。

先の表でも見られるように、過去10年間ほどは、配当分を考慮しても、米国株式の実質リターンは、金の価値が上昇している際は下げています。また、金の価値が下げている時は上昇しています。

このパターンは、金本位制が存続していた、金価格が固定であった期間にも見られます。この金本位制が導入されていた間、金はそのインフレに強い側面を失っています。先の表で表されている5年間において、株式と金の実質的なリターンは、1910年からの期間の59%においてゼロを境に相対しています。この3分の1の期間は、両資産の価値が上昇しています。そして、この期間の7%の間は、両資産の価値が失われています。

この先、戦争が勃発しようとしまいが、「800ポンド(360キロ)のゴリラ(インフレ)は、現在この部屋にいないとしても、丘でこのゴリラが胸を叩いている音が聞こえます。」と、ヘッジファンドGMOのJeremy Grantham氏は、インフレをゴリラに例え、その率の上昇がが近いことを予想しています。

「これは必ず来るのです。」そして、このゴリラ(インフレ)は、国債保有者を朝食に食べます。それは、株式が投資商品として見栄えがしなかった70年代に固定金利資産を食い荒らしたように。こうして、これは、現在過去にない低い利回りで債券を購入している債権者を破壊することでしょう。しかし、Grantham氏は、株式を購入することは、短期においては投資コストが高くなる可能性があるとしながらも、「インフレヘッジとしては過小評価されている」と考えています。

それでは、どうするべきなのでしょうか。明白な答えは、金を購入することです。これは、あまりにも明白なので、実際、これが間違った結論ではないかと疑わざるをえません。特に、Grantham氏やクレディスイスのレポート、そして先のブリオンボールトのチャートで分るように、消費者価格の中のインフレが上昇する前に、金価格はすでに上昇しているのです。

このインフレのデータが間違っている、もしくは今回は異なる動きをしている、さらには単純にインフレは起きないと議論することもできるでしょう。例え、世界の中央銀行が、金融の量的緩和を行い、人々の保有する貯蓄の価値を下げる試みを行っているとしても。しかし、この金の強気市場で否定できない点は、株式のリターン(収益率)が下げる中、債券がその魅力を失っていないという点です。

そのため、もしインフレ率が急上昇した場合、または実際にインフレ率が上昇した際に、過去10年間の金価格の上昇をバブルと呼び、いずれそれが弾けるという逸話を信用したとしても、工業用商品、不動産、その他の現物資産同様に、資産保全目的を考慮した場合、金を購入することを避けるのは難しいと考えます。

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資産保護のために金の購入をお考えですか。金の調査団体であり、金現物市場を開拓しているワールドゴールドカウンシル(WGC)が資本参加をしている、オンライン金取引において世界一の実績を持つブリオンボールトでは、日本のお客様にスイスでの金保管サービスを提供しています。

エィドリアン・アッシュは、ブリオンボールトのリサーチダイレクターとして、市場分析ページ「Gold News」を編集しています。また、Forbeなどの主要金融分析サイトへ定期的に寄稿すると共に、BBCに市場専門家として定期的に出演しています。その市場分析は、英国のファイナンシャル・タイムズ、エコノミスト、米国のCNBC、Bloomberg、ドイツのDer Stern、FT Deutshland、イタリアのIl Sole 24 Ore、日本では日経新聞などの主要メディアでも頻繁に引用されています。



弊社現職に至る前には、一般投資家へ金融投資アドバイスを提供するロンドンでも有数な出版会社「Fleet Street Publication」の編集者を務め、2003年から2008年までは、英国の主要経済雑誌「The Daily Reckoning]のシティ・コレスポンダントを務めていました。

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