金市場ニュース

Standard Bank Commodities Quarterly Preview - 最新商品相場予想(2)

貴金属ディーリングにおいて世界でも第一人者のスタンダードバンク東京支店長池水雄一氏が、「池水雄一のゴールドディーリングのすべて2」で、スタンダードバンクの四半期毎の最新商品相場予想の中から、先週の金相場予想に続き、銀相場予想をまとめています。

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先週のゴールドに続いて今週はシルバーのStandard Bank相場予想です。

「Silver」

1.短期および中期の見方を下方修正
前期に建てた短期中期の相場予想を下方修正。ここまでの相場の低迷が主な理由であるが、今後の産業用シルバー需要の予測が奮わないことも考慮しての下方修正です。2012年の年平均価格予想は32.51ドル。2013年の平均価格予想は31.50ドル
2.産業用需要は減速はより大きくなり長続きしそう。
弱気に転換した最大の理由は、世界の産業活動が引き続き減速していることである。これは我々の予想以上に長引いており、2012年、そして2013年もこの傾向は変わらないと予想する。ユーロ圏は参加国の債務問題からの脱却はまだまだできそうもなく、米国も改善しつつあるも2013年の財政の「がけ」 (債務の借り換え時期)が近づいてくるまでに不景気のたがから逃げられそうにない。中国も大方の予想よりも速いペースで成長率が減速している。インドの経済は内外の圧力から不調であり、これもしばらくは改善が見込めない様子だ。その結果、シルバーの産業用需要には大きなブレーキがかかることを予想。シルバーの加工用需要は2012年はわずか1%の伸びを予想(前回は4%の伸びを予想)、2013年は2%の増加予想。(前回4%。)
3.投資需要が下支え
世界主要国の中央銀行(FRB, ECB, Bank of England, Bank of Japan and PBOC)は金融緩和を続けるだろう。世界の資金流動性と貴金属投資需要の関係を考えると2012年、2013年と投資需要が下値を支えることとなるだろう。
4.2013年以降は産業需要の伸びを予想
混沌とした2012-13年が終わるころには世界経済もしっかりした歩みを始め、特に新興国での電化製品消費がまた盛り上がってくるだろう。また自動車も再び売れ始めることが予想され、部品に使われるシルバーを使った電子部品は増加することが予想される。太陽光電池のシルバー需要はまた伸びることが予想されているが、全体でみるとそれほど大きなものにはまだなっていない。
以上
 

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池水雄一氏は、貴金属ディーリングの世界でも第一人者。上智大学を卒業後、住友商事、クレディ・スイス、三井物産、スタンダードバンクと貴金属ディーリングに一貫して従事し、現在はスタンダードバンク東京支店長。Oval Next Corp.サイトで市場分析ブルース(池水氏のディーラー名)レポートも掲載。

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