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主要経済指標(10月29日~11月2日)

主要経済指標(10月29日~11月2日)

経済指標の解説は表の下をご覧ください。

日付 内容 前回(修正値) 予想 結果
29日 米国 9月PCEコア・デフレーター(前年比) 1.5% 1.7% 1.7%
  ドイツ 10月消費者物価指数(前年比) 2% 2% 2%
30日 日本 日銀政策決定会合 0.1% 0.1% 0.1%
  ドイツ 10月失業者数(変更数) 9千人(1.2万人) 1万人 2万人
  ドイツ 10月失業率 6.8%(6.9%) 6.9% 6.9%
  ユーロ圏 10月消費者信頼感 -25.9 -25.6 -25.7
31日 ユーロ圏 10月消費者物価指数(前年比) 2.6% 2.5% 2.5%
  ユーロ圏 9月失業率

11.4%(11.5%)

11.4% 11.6%
  米国 10月シカゴ購買部協会景気指数 49.7 51.1 49.9
1日 中国 10月NBS製造業PMI 49.8 50.3 50.2
  中国 10月HSBC製造業PMI 47.9   49.5
  英国 10月PMI製造業 48.4(48.1) 48.0 47.5
  米国 10月ADP全国雇用者数 16.2万人 13.5万人 15.8万人
  米国 10/27までの週の新規失業保険申請件数 36.9万件(37.2万人) 37万件 36.3万人
  米国 10月ISM製造業景況指数 51.5 51.2 51.7
  米国 10月消費者信頼感指数 70.3(68.4) 72.5 72.2
2日 英国 10月PMI建設業 49.5 49.1 50.9
  米国 10月非農業部門雇用者数 11.4万件(14.8万人) 12.5万件 17.1万人
  米国 10月失業率 7.8% 7.9% 7.9%

29日発表の米国9月PCEコア・デフレータ-は、前年比1.7%と前回を上回った。また、ドイツ10月消費者物価指数は、前年比2.0%と前回及び予想と同レベル。

30日発表の日銀金融政策決定会合で決定された内容の要旨は下記の通り。

  • 資産買い入れ基金総額を11兆円に引き上げ、91兆円とした。これは、全会一致で決定され、2ヶ月続けて金融緩和を強化するのは、9年半ぶり。
  • 長期国債と短期国債の購入枠を5兆円ずつ増やし、株価指数に連動する上場投資信託(ETF)などのリスク資産も積みます。
  • 新たに貸し出し増加を支援するための資金供給枠組みを創設。
  • 日本経済の先行き下振れリスクが高まったと判断し、景気認識は「弱含み」に下方修正。
  • 実質ゼロ金利政策維持は全会一致で決定。

ドイツの10月失業者数は、前回から2万人増加と予想と前回を上回った。また、同国同月失業率は6.9%と、前回修正値同様に0.1%ポイント上昇した。この数値は、過去3年間で最も高い水準。

ユーロ圏10月消費者信頼感は-25.7と、前回から少ないながら改善した。

31日発表のユーロ圏10月消費者物価指数は、2.5%と前回より0.1%ポイント下げた。これは、エネルギー価格上昇率が9.1%から7.8%へと減速したことから。食品価格上昇率は3.2%と前回の2.9%から上昇している。また、同圏9月失業率は、11.6%と前回修正値から0.1%ポイント悪化し、過去最悪となった。

10月シカゴ購買部協会景気指数は、49.9と前月より上げたものの、経済の拡大と縮小の分岐点の50を下回った。

1日発表の中国10月NBS製造業PMIは、50.2と前回を上回った。また、同国同月HSBC製造業PMIは、49.5と前回を上回ったものの、経済の拡大と縮小の分岐点の50を下回った。このNBS製造業PMIは、中国国家統計局による調査で、HSBCのPMI調査対象は、先のものよりも相対的に規模が小さい輸出企業が多い。

また、英国10月PMI製造業は、47.5と前回から下げた。

米国10月ADP全国雇用者数は、15.8万人と前回より下げたものの、予想を上回った。同国10/27までの週の新規失業保険申請件数は、36.3万人と前回修正値を下回った。また、同国10月ISM製造業景況指数は、51.7と少ないながらも前回と予想を上回った。同国10月消費者信頼感指数は、72.2と前回修正値を上回った。これは、4年ぶりの高水準。そして、同日発表の米国主要指標は、全てが米国の緩やかな景気の回復を示唆するものとなった。

2日発表の英国10月PMI建設業は、50.9と前回を上回り、経済拡大と縮小の分岐点である50を上回った。

米国10月非農業部門雇用者数は、17.1万人、失業者率は7.9%。10月非農業部門雇用者数は、予想12.5万人及び前回修正値14.8万人を上回る。前回数値は11.4万人から上方修正。失業率は前回から0.1%ポイント上昇。

 

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