純金積立の買い方とは(2)
初心者にも分りやすい金のブログとして、経済アナリスト、そして金市場の第一人者の豊島逸夫氏にも推薦されている「はじめての金読本」で、先週の「純金積立の買い方とは(1)」に続き、日本の純金積立で多く用いられているドルコスト平均法について、その効果を解説しています。

金読本には「はじめての」という修飾語がついています。いまさらではありますが、「はじめての」という言葉には、「はじめての(人のための)」という意味があります。けれど、じつは、それだけではありません。「はじめての(切り口の)」というニュアンスもあります。善し悪しについては読者の判断に委ねる他ありませんが、これからも、おおむね月曜日に金価格動向コメントを、金曜日に読み物を公開する方針に変わりはありません。引き続きアクセスしていただければ幸甚に存じます。
前置きはこれくらいにして、先週の続きです。
前回、純金積立における金の買い方の根幹には、ドルコスト平均法という仕組みがあるとお話しました。昨今、このドルコスト平均法は、株式投資や投資信託でも多く採用されるようになっていますが、背景には純金積立のヒットがあるのだろうと思われます。同時に、価格が変動する投資商品すべてに渡って、買い時の判断が難しい時代になった証しかも知れません。
さて、ドルコスト平均法の仕組みについてですが。日本で取り扱われている純金積立の場合、国内の金市場が開いている平日に、毎日、毎日、コツコツ、コツコツ金を購入していく形態になっています。スタート時に決めた購入金額、たとえば月々1万円を、取扱会社が月々の営業日数で等分に割って、その金額で毎日、毎日、買っていくわけです。「同じ金額」で「毎日買う」というところがミソです。
実際に金価格を入れたモデル例を挙げて説明しましょう。
(モデル例)
○月々の購入金額:10,000円
○当月の購入日数:21日
○日々の購入金額:476円
※購入金額の端数は第一日目に加算
表組の一番左の縦列が当月の購入日数、そして右へ、金価格、購入金額、購入量となります。最下段の金価格4,358円は当月の平均価格。購入金額は一日目が480円、2日目以降は476円。金価格は変動しているので、購入金額が一定でも、日々購入される量は、わずかずつ異なります。モデル例の月の購入量は、2.29525gとなります。
仮に当月の平均価格で一度に購入したとすると、購入金額10,000円÷平均価格4,358円=2.29463g
ドルコストで買った方が、平均価格で買うより、0.00062gとはいえ購入金量は多くなります。これがドルコスト平均法が重宝される第一の理由で、一般には、価格変動リスクを抑えられるとか、平均価格よりは安く買えると表現されたりします。
これはたまたまそうなった訳ではありません。時間もあるし興味もあるという方は、表計算ソフトでも使って、さらに長い期間でくわしく調べてみれば分かると思います。
ちなみに、株式投資や投資信託の場合では、おなじドルコスト平均法とはいっても、「毎日定額」ではなく「毎月定額」が一般的です。一定金額で継続して購入していく仕組みは同じですが、株や投信では、おおむね月一回というわけです。
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