時間の長さで見え方が異なる
初心者にも分りやすい金のブログとして、経済アナリスト、そして金市場の第一人者の豊島逸夫氏にも推薦されている「はじめての金読本」で、金価格の動向を異なる時間軸で見ることにより、明らかになる傾向などを解説しています。

いまのマーケットは、ギリシャのユーロ離脱を先読みし、ショックに備えてキャッシュ確保に動いている状態です。
欧州は、長く続いたバブル崩壊プロセスの真っただ中に。われわれ日本が1990年代に経験した辛い痛みを、いままさに欧州が経験しつつあるということです。寄合い所帯であることが、事態をさらに悪化させており、ギリシャ、スペインの銀行の預金引出しも心配です。
さて、こんな時には金価格の現在でも見ておきましょう。しかし、ただチャートを見るだけではつまらないので、時間の長さを、3ヶ月、1年、3年、5年、10年と区切って作成したチャートを見ていただくことにしましょう。
おなじ現在の価格水準を見るのでも、ずいぶん印象が異なることに気づくと思います。
まず直近3ヶ月の金チャートを見てください。これを見る限り、とても悲観的にならざるを得ませんね。すでに保有している人なら、悲観的な気持ちになって、早いとこ売っぱらおうと思うかも知れません。これから買おうかどうしようか検討していた人なら、やっぱり金は危ないから止めようと感じるかも知れません。キャッシュ化の津波に呑まれているということです。
では、つぎに直近1年間を見てください。この1年でずいぶん上がったけど、元の水準に戻ったね、さて、これから上がるのか下がるのか、興味津々。感想としては、そんなところではないでしょうか。
これが過去3年間になると、見方が分かれそうです。昨年11月を頂点に下降トレンドに入ったように見える一方、昨年後半の急騰の調整期にあるようにも見えます。
では、過去5年間ではどうでしょう。直近の動きはリーマンショック前後に重なって見えます。キャッシュ化の津波のあと再上昇なるかどうかに注目。
さて、では、最後に過去10年間を見て頂きましょう。遠くから眺めてみると、ずいぶん印象が異なりますね。長期上昇トレンドが終わったようには見受けられません。少なくとも金読本はそのように考えています。
短期なのか、長期なのか、どうい時間軸でなのかで、同じ金価格なのに見え方がガラリと異なって見えますね。
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