今週の金市場のまとめ(2012年3月26日の週)
今週の金市場のまとめ
2012年3月26日の
週の金価格の動向とその背景、また市場ニュースをビデオでお届けいたします。
先のビデオの内容は下記のようになります
本日金価格は、ロンドンPM Fixが1662ドル50セントと先週金曜日ロンドンPM Fix価格とほぼ同水準の1ドル50セントの下げとなりました。
週明け月曜日は、バーナンキFRB議長が、全国企業エコノミスト協会での講演で、「米国失業率が改善するためには、経済がより早いペースで成長する 必要があるとし、そのためには継続した金融政策によって支援されるべきだ」と述べ、追加金融緩和(QE3)への期待が再燃することとなり、株価と共に金価格が急騰することとなりました。
その後、火曜日27日は、トロイオンスあたり1700ドルを試しましたが越えることなく、水曜日28日以降は週末に第1四半期末が迫っていることもあり、利益確定の売りで金は価格を下げることとなりました。また、イ ンドで先々週発表された金の関税引き上げに抗議して、先週多くの宝飾店が店を閉めている中、インドの経済相がこの決定を取り消さないと述べたこと、木曜日29日には、S&Pのソブリン格付け責任者、モーリッツ・クレーマー氏が、ギリシャが再び債 務再編を余儀なくされる可能性が高いとし、その場合は救済に関わった欧州各国政府なども巻き込まれる可能性があるとの見方を示したために、売りが先行する市場となりました。
本日銀価格は、ロンドンFixが32ドル43セントと先週金曜日から2.8%の上げとなりました。
ドル建て金価格をロンドンFix価格で四半期最終日の価格で見てみると、本日の価格は、過去の四半期最終日においては、最も高い価格であったことがこの表からも見ることができます。なお、昨年9月には史上最高値をディリーベースの価格で記録しましたが、四半期最終日である9月末の価格は1620ドルとなっています。
今週市場ニュース
- 26日、バーナンキ議長が全国企業エコノミスト協会での講演でのコメントが追加金融緩和(QE3)への期待を再燃させるものとなったこと。
- 同26日、ドイツのメルケル首相が暫定的組織欧州金融安定基金(EFSF)と恒久的組織欧州安定化メカニズム (ESM)を平行稼動させる案を容認すると明言したこと。そのため、メルケル首相が、これまで否定してきた欧州債務危機への強化策を支持するという姿勢は、市場へ安心感を与えるものとなりました。
- インド政府の金への関税率の引き上げに抗議した、インド国内宝飾店が店を閉めるというストライキが2週間目を迎えたこと。
- ギリシャの追加債務再編の可能性がS&Pのソブリン格付け責任者によってコメントされ、本日30日ギリシャパパデモス首相もその可能性を否定しなかったこと。
来週のニュースとしては、復活祭の休暇初日の金曜日に発表される米国の雇用統計に加え、火曜日に発表される3月のFOMC議事録、月曜日発表のISM製造業景況指数などです。
この結果、解説は、ブリオンボールト市場分析ページをご覧ください。また、ブリオンボールトフェイスブック及びツィッターでもリアルタイムで随時市場ニュースはお届けしています。
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