今週の市場のまとめ(2012年3月12日の週)
今週の市場のまとめ
2012年3月12日の週の金価格の動向とその背景、また市場ニュースをビデオでお届けいたします。
先のビデオの内容は下記のようになります。
本日ロンドンPM Fix価格は、トロイオンスあたり1658ドルと前週のPM Fixから1.7%下げることとなりました。
しかし、先週金曜日は、PM Fix発表後金価格は急騰したことから、週明けの価格からは、3%の下げとなっています。
これは、今週火曜日に行われた連邦公開市場委員会後の声明で、追加量的緩和に触れることがなかったことから追加量的緩和観測が後退し、金は急落することとなりました。
その後、米国連邦準備理事会が国内金融機関19社を対象に実施したストレステストで、シティーグループなど4社を除く15社が合格したことが明ら かとなり、JPモーガンが配当を開始するといった、予想を上回る好結果にリスクオンモードとなり、株式市場が上げ、金はその後さらに売られることと なりました。
本日16日は、米国2月消費者物価指数が、前月比0.4%と、上昇幅が過去10ヶ月で最大となったことから、ユーロとポンドが対ドルで上げ、金価格もまた上昇しました。
今週銀価格もまた、本日ロンドンFix価格はトロイオンスあたり32ドル27セントと先週金曜日のロンドンFix価格から4.7%下げることとなりました。
今週の主なニュースは
- 10日発表の中国2月貿易収支が、315億ドルの貿易赤字となったこと。これは、少なくとも過去10年間で最大の赤字幅となります。しかし、中国春節の影響などから、アナリストはこの数値にひずみが生じた可能性があると慎重な見方をとっています。
- 13日行われた連邦公開市場委員会で政策金利は据え置かれ、声明として、オペレーション・ツィストプログラムは継続。異例に近い水準の金 利は、少なくとも2014年終盤まで正当化される可能性が高いと、従来の金融政策に変更はなく、金融の追加量的緩和に関して特に触れることもあり ませんでした。
- 米連邦準備理事会が国内金融機関19社を対象に実施したストレステストで、シティーグループなど4社が不合格となりましたが、予想を上回る好結果となりました。
- 本日、インド政府は金にかかる関税を現在の関税率の2倍の4%へ引き上げることを提案しました。ワールド・ゴールド・カウンシルによって先月発表されたデータによると、インドは、国内の金産出量はほどんどなく、国内の需要を満たすために2011年は969トンの金を輸入していることが明らかとなっています。そのため、本日インドのムガジー財務相は、経常収支に影響を与える要因の一つが金及び貴金属の輸入であると考えているとコメントしています。
来週のニュースは、20日火曜日に発表される英国の2月消費者物価指数と翌21日発表されるイングランド銀行の議事録の内容です。ここで、イングランド銀行の追加量的緩和への姿勢などが明らかになります。
この結果、解説は、ブリオンボールト市場分析ページをご覧ください。また、ブリオンボールトフェイスブック及びツィッターでもリアルタイムで随時市場ニュースはお届けしています。
注: ビデオの4枚目のスライドで「中国の2月の貿易収支が315ドルの赤字となった」とありますが、先の原稿でもお分かりになるように「315億ドル」の間違いです、改めて詫びいたします。
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