金市場ニュース

スタンダードバンクGold Physical Flow Index (GPFI)から見た金相場の見通し

スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏が「ゴールドディーリングのすべて2」で、今後の金相場の見通しを金の実需を基に解説しています。

**********************

今週はゴールドの実需面から見た金相場の見通しである。1400ドルを越えたレベルでは売りが強く、12月7日に1431ドルの史上最高値をつけたが、こ の水準では実需の売り、ファンドの買いが途絶えた時点で反落、12月13日現在1380ドルまで下がっており、いまは実需の買いレベルを模索している状態である。

「Standard Bank Gold Physical Flow Index(GPFI)からみた金相場の見通し」

実需の流れを見る限り、ゴールドの戦略は「Buy on dips」、下がったところは買い、である。とくにユーロ建てゴールドは先週の1000ユーロ/tozから1055ユーロ/tozに上昇している。

ここ2週間でGPFIはほぼゼロに下がった。つまり実需の買いがなくなったということだ。価格が1375ドルに上昇する過程で、実需の買い意欲は急速に萎んでいる。実需のマーケットレンジは1340ドルから1400ドル。下のグラフ(Figure1)を見てもらえれば明らかである。これは10月からほぼ 変わっていない。このレンジは12月も続くものと思われる。

このレベルでも価格が下がると実需の買いが出てくるということは、実需がゆっくりとこの価格レベルに慣れてきているということをしめしており、「高い低値」を買いの機会とみるようになってきている。

週ベースでみるとGPFIは昨年のトレンドとほぼ同じラインを描きつつある。(Figure2)年後半はプラスエリアで推移。インドの需要は結婚シーズ ンのため12月半ばまでは続き、西半球ではクリスマス、そして中国では旧正月があるため2月くらいまでは現物需要の買いは残るであろう。

Figure 1: Daily Standard Bank Gold Physical Flow Index**
Figure 2: Weekly average of Standard Bank Physical Gold Flow Index (annual comparison)**

*********************

金の購入をお考えですか。英国女王賞を受賞したオンライン金取引において世界一の実績を持つ、BullionVaultをお試しください。

 

池水雄一氏は、貴金属ディーリングの世界でも第一人者。上智大学を卒業後、住友商事、クレディ・スイス、三井物産、スタンダードバンクと貴金属ディーリングに一貫して従事し、現在はスタンダードバンク東京支店長。Oval Next Corp.サイトで市場分析ブルース(池水氏のディーラー名)レポートも掲載。

注意事項: ここで発信される全ての記事は、読者の投資判断に役立てるための情報です。しかし、実際の投資にあたっては、読者自身にてリスクを判断ください。ここで取り扱われる情報及びデータは、すでに他の諸事情により、過去のものとなっている場合があり、この情報を利用する際には、必ず他でも確証する必要があることを理解ください。Gold Newsの利用については、利用規約をご覧ください。

SNSで最新情報を入手

Facebook   TwitterYoutube

グーグルで優先する情報源として追加

 

 

貴金属市場のファンダメンタルズ