ゴールドの需給 その2
スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏が「池水雄一のゴールドディーリングのすべて2」で「ゴールドの需給」に続き、ゴールド市場の供給と需要の詳細を解説しています。
ゴールドの供給の64%が鉱山生産で新しく掘り出されるもの。残りの36%、約1600トンがいわゆるスクラップの回収です。前回も書いたとおり、ゴー ルドは化学的に非常に安定した物質であるためにほとんどのものが回収されて再利用されます。当然のことながら、価格が上がればスクラップの回収も増える傾 向にありますが、2009年頃からは1600トン近辺で頭打ちの状態が続いています。
・その物質的安定性ゆえに一度掘り出されたゴールドは永遠に地上に存在する。地上に存在するゴールドは基本的に増える一方である。
・中央銀行は2010年から新興国が需要(買い手)に。年間500トン程度。
・世界一のゴールド生産国は中国(年間400トン)。またインドと世界一を争うゴールドの輸入国。
・需要の8割が宝飾・投資用といったゴールドそのままの形での需要。不要不急の需要であり、ゴールドが材料として必要とされる加工用需要は約2割程度。




