Standard Bank Commodities Quarterly Preview - 最新商品相場予想(3)
貴金属ディーリングにおいて世界でも第一人者のスタンダードバンク東京支店長池水雄一氏が、「池水雄一のゴールドディーリングのすべて2」で、スタンダードバンクの四半期毎の最新商品相場予想の中から、プラチナとパラジウムの相場予想をまとめています。
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今週はStandard Bank相場見通しの最終回としてPGM編です。
「プラチナ」
需給は引き締まる傾向にある。2012年の前期は南アのプラチナ生産にストや鉱山補修により、年間生産量は7.3トン減少する見込みであるが、それが相場にほとんど顧みられていない。この供給減少の結果、年間の供給不足が約3.5トンとなる。この供給不足にもかかわらず、ランド建てのPGMバスケット価格は9500ランドとなり、これは我々が考えるPGM生産の採算コストよりも30-50%低い価格である。ETFの売りが月平均700kgくらい出ている のでこれはひとつの下げになっているのかもしれない。
「価格予想」
プラチナの供給不足が予想されるが、価格予想は抑え気味。現在の市場にある過剰気味の在庫、安すぎるリースレート(つまりものが潤沢にあるというこ と)、スポンジがインゴットに対してディスカウントであることなどが改善されない限りプラチナ価格の頭は重たいと思われる。南アのプラチナ生産の約半分が もはやコスト的に厳しいラインにあるが、労務、政治、そして時期的問題から簡単には供給を止めることはできないだろうと思われ、その結果我々のランド建てのPGM価格は2015年にようやくそのコストを上回ることになると見ている(下の表参考のこと)。2012年の平均価格予想は1528ドル、2013年 は1650ドル、2014年1850ドル、2015年2025ドル。
「パラジウム」
需給面から、パラジウムがしっかりであるという見方は変わらず。2012年の供給不足の予測は26トンへの拡大すると予想。この供給不足予想の根底にあるのは自動車触媒需要の動きである。この分野の需要は、新興国、つまりガソリン車に偏っており、ガソリン車に使われるパラジウム触媒の伸びは年間7%前後を予想する。またETFも残高を増やしており、これもパラジウムが上昇するという予想の要因となっている。2012年の平均価格予想は653ドル、 2013年725ドル、2014年825ドル、2015年9025ドル。
以上、Standard Bankの相場予想でした。
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