LBMAの2013年相場予想は1849ドル
スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏が、「池水雄一のゴールドディーリングのすべて2」で、先週のロンドン貴金属市場(LBMA)年次会合のレポートに続き、ここで行われた相場予想を解説しています。
先週はLBMA Precious Metals Conferenceの様子をレポートしましたが、今週はその最後に行われた相場予想に関して書いておきましょう。
毎回、コンファレンスの最後のセッションでは次回(約一年後)のコンファレンスでの相場レベルのアンケートをとります。今年は史上最大の700人の参加者がいましたが、最後にセッションに出席するのは多くてもその半分もいないでしょう。それでも世界の貴金属のプロの意見の集約として参考になるはずです。 過去5年の相場予想の結果は以下の通り。
2007年から2011年にいたるまで、LBMA参加者の予想よりも実際のマーケットのほうがことごとく高くなっており、マーケットの上昇スピードが参加者の予想を上回っていました。実際のマーケットは参加者の予想よりも平均して11.4%も上回っています。しかし、2012年はそれが逆転、参加者の予想を大きく20%も下回るマーケットとなりました。
そして今年(来年9月の会議時点での)相場予想です。
■ゴールド:1849ドル(会議の時点での相場:1724ドルで7.25%高を予想)
■シルバー:38.40ドル(同 :32.30ドルで18.9%高を予想)
■プラチナ:1794.90ドル (同:1564ドル14.8%高を予想)
■パラジウム:724.70ドル(同:612ドル18.4%高を予想)
ゴールドのみならずすべてのメタルで現時点よりも強い相場予想です。ゴールドはその中でももっとも控えめの7.25%の伸び。シルバーとパラジウムが 18.9%と18.4%と大きく上がることが予想されています。さて、この予想と実際のマーケットがどのようになるのか楽しみです。これまでの過去のレコードをみてもわかりますが、やはり相場の一瞬先は闇。どんなプロであっても100%正確に予想できるものではありません。それどころか結果的にまったく 当て外れな予想になってしまうこともあるでしょう。予想なんて結果的には誰がやっても同じ。いろんな人がいろんな意見を持ってる、程度に考えたほうがよいでしょう。
ちなみに今年の年初のLBMAの相場予想も見てみましょう。
LBMAの相場予想はロンドンマーケットのトレーダーやアナリスト総勢25人の今年年初時点での予想の平均です。11月26日までの実際のマーケットの 数字と比べるとゴールドは明らかに期待はずれに終わっています。高値の予想平均は2055ドルと実際の相場の1790ドルとは大きく乖離してしまいました。シルバーも同様、高値は強い予想が多いですが、低値は逆に実際よりも安い予想が多く、昨年2011年と同じようには激しく大きく動くことを予想していたようです。まあそうなるでしょうね。しかし結果的には2012年は2011年に比べるとはるかに相場のレンジが狭く、体感的にも落ち着いたマーケットで あったといえますね。
以上
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