円建て金価格に注目の年
初心者にも分りやすい金のブログとして、経済アナリスト、そして金市場の第一人者の豊島逸夫氏にも推薦されている「はじめての金読本」で、昨年末の金価格下落の背景と、今年初めの金価格の動きを予想し、円安から上昇している円建て金価格が注目される可能性を解説しています。
なお、この記事は昨年28日に執筆掲載されたものです。

欧米はバブル崩壊プロセスから脱していませんから、日本経済復活への期待は大きいだろうと思います。
日本の不況を長引かせた要因はいろいろありますが、そのひとつに間違いなく円高がありますから、現在の円安傾向がもういちだん進むことになれば、国内のムードはいくぶん明るいものになりそうです。
政権が極右的発言や行動を謹むことを願うばかり。
さて、今回は締めくくりとして2013年の予想を。あくまでも金読本作者の個人的見解ですから、売買のタイミングを示唆するものではありません。その点はしっかりご理解の上、お読みください。
ドル建て金価格は年初に急落の可能性もありますが、米国の「財政の崖」問題の成行きがどうあれ、春先には上昇トレンドに復帰するだろうと読みます。
その理由は三つ。
先物市場は将来を予想して動くのが習いです。米国の「財政の崖」リスク発生を回避して、まずは売っておきたい向きはすでに売って、身軽な状態になっているだろうと思われます。
もし仮に米国が崖から転がり落ちた場合には、おそらくドルへの不安が広がり、反作用として金が買われる可能性が高まります。
反対に「米国の崖」問題が解決に向かった場合は、リスク・オフからオンへ、スイッチが切り替わり、金価格を買い戻す動きが旺盛になると思われます。
以上は、ドル建て金価格に対する見方です。では、一方の円建て金価格はどうかといえば、もしこのまま円安がいちだんと進めば、ドル建て以上に上昇が加速することになります。
しばらく静かだった国内の金現物売買の店頭が、春先から賑わうことになりそうな予感がします。
どこまで上がるか、それは来年の楽しみに。
ということで、今年最後の金読本となりました。おかげさまで、来年一月で満三歳となります。
三年は一区切り、来春あたりから一歩前へ。そろそろメルマガの配信でもやってみるかな、と、そんなことをチラホラ考えたりもしています。
では、また来週お会いしましょう。2013年が佳い年でありますように。
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