金市場ニュース

ニュースレター(01/04/2011)金価格1418ドル

週間市場ウォッチ

本日金価格は、ロンドンPM FIXは1418ドルと先週末から1.2%下げた後1422ドルまで戻しています。

金および銀価格は、本日米国の経済指標である3月の非農業部門雇用者数が、21.6万人と前回の19.4万人、事前予想の19万人を大幅に上回り、3月失業率が、8.8%と前回から0.1%改善したことが発表されると共に、大きく下げました。

金価格は、トロイオンスあたり1434ドルから1414ドルまで20ドル一時的に下げました。銀価格は、トロイオンスあたり37.77ドルから37.13ドルまで0.64ドル下げました。

これは、米国政府の金融の量的緩和の出口戦略論が浮上することへの市場の反応です。

昨日、ブルームバーグとのインタビューで、昨日ミネアポリス連銀スターン総裁は、米連邦準備理事会(FRB)は、金融・住宅市場が安定するまで利上げ実施を待つことはできないとの考えを示しました。また、一昨日ブルームバーグは、米セントルイス連銀のブラード総裁が、日本や中東をめぐる不透明感が世界を覆う中にあっても、これまで行ってきた過去最大規模の金融緩和の解除を開始する必要があるとの認識を明らかにしたことを伝えています。

このように、米国経済指標によって、米国経済の回復の兆候が見えることで、金融の量的緩和の縮小、および政策金利の引き上げが予想され、これらはインフレ抑制となることからも、金相場にとってはマイナス要因となります。

しかしながら、先週金価格を押し上げた、中東、北アフリカ情勢、ユーロ圏におけるソブリンリスク、日本の福島第一原子力発電所の状況には大きな変化はないため、「有事の金」の要因も強く残っています。

本日、日本の金小売価格は、28年来の最高値を記録したことがロイターで伝えられています。田中貴金属によると、消費税込み小売価格は本日グラムあたり4,065円となったとのことです。これは、1983年2月以来の最高値となります。これは、昨今の円安と、ドル建て金価格の上昇によるものです。

来週木曜日には欧州中央銀行(ECB)の金融政策発表が行われ、政策金利が引き上げられるのではないかと注目されています。

今週発表された主な経済指標は下記のようになります。

日付

内容

前回

予想

結果

29日

米国1月S&P/ケース・シラー住宅価格指数

-2.43%

-3.2%

-3.1%

 

米国3月消費者信頼感指数

72.0

66.0

63.4

30日

米国3月ADP全国雇用者数

21.7万人

20.5万人

20.1万人

31日

米国3月シカゴ購買部協会景気指数

71.2

69.0

70.6

 

米国3/26までの週の新規失業保険申請件数

39.4万件

38万件

38.8万件

1日

米国3月非農業部門雇用者数

19.2万人

19万人

21.6万人

 

米国3月失業率

8.9%

8.9%

8.8%

BullionVaultニュース

今週、BullionVautは、英国日刊紙ディりーメイルが運営している経済サイトThisIsMoneyで、「インフレから資産を守るためにコモディティーへ投資」のレポートで、金現物オンライン取引会社として唯一紹介されました。全文(英文)はこちらでご覧いただけます。

今週の市場分析ページには、「金の価格は原油価格に連動するの?」と「金現物の流れと相場の見通し」が掲載されました。

また、金市場の需要/供給ニュース欄には、「東日本大震災以降、ETFの売買が急増」の記事が掲載されました。

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ホワイトハウス佐藤敦子は、オンライン金地金取引・所有サービスを一般投資家へ提供する、世界でも有数の英国企業ブリオンボールトの日本市場の責任者であると共に、市場分析ページの記事執筆および編集を担当。 現職以前には、英国大手金融ソフトウェア会社の日本支社で、マーケティングマネージャーとして、金融派生商品取引のためのフロント及びバックオフィスソフトウェアのセールス及びマーケティングを統括。

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