金市場ニュース

ニュースレター(26/09/2011)金価格1598ドル

週間市場ウォッチ

先週金曜日の金価格は、ロンドンPM Fixがトロイオンスあたり1689ドルと前週より5.8%下げることとなりました。そして、本日金価格は、ロンドンPM FIXがトロイオンスあたり1598ドルと先週末からさらに5.3%下げています。

また、先週金同様に下げていた銀価格は、本日一時トロイオンスあたり26.16ドルと、昨年の11月のレベルまで下げ、その後2時間以内に14%上げることとなりました。

ロンドン時間今朝ほど、金スポット価格は1537ドルまで下げ、これは先週末の価格から15.2%の下げとなります。これは、リーマンショック1ヶ月後の2008年10月に、ロンドンPM Fix価格が1週間で12%下げたものを超えることとなります。さらに、ロンドンPM Fix価格において金価格の一週間の下げ幅がこのレベルであったのは、1983年2月以来となります。

先週金曜日には、CMEグループが金及び銀先物の証拠金を、金は21%、銀は15.6%とそれぞれ引き上げることを発表しました。そして、本日上海黄金交易所(SGE)が、その金及び銀の証拠金を引き上げることを発表しました。これは、金価格をさら下げる要因となった模様です。

それでは、先週の市場解説です。

金価格は、1812ドルで始まりました。市場は、20日及び21日に開催されていた連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を静観していました。

その間、20日にはS&Pがイタリア国債、21日にはイタリア銀行7行の格下げを行いました。また、ギリシャ問題におけるユーロ圏内での話し合いが進まないこともあり、株式市場が下げ、金が売り込まれることとなりました。

21日のFOMCにおいては、総額4000億ドルのツイストオペ実施が伝えられました。これは、2012年6月末までに4000億ドルの6-30年物国債を買 い入れ、償還期限が3年以下の国債を同額売却するというものです。しかし、これは既に市場では織り込み済みであったことから、株式市場が大きく下げ、流動性を求める換金目的から金もまた大きく売られることとなりました。

BullionVaultニュース

私が出張で日本へ入りました18日に発売された日経ヴェリタスでは、「ゴールド輝きいつまで」という金特集の5ページにわたる記事がトップストーリで掲載されていました。この記事の中で、ブリオンボールトが、金のインターネット取引市場運営で最大手として紹介され、その顧客数が急増している事がレポートされてました。この記事は購読者であれば、下記のリンクでバックナンバー閲覧を選択することでご覧いただけます。

また、本日、ファイナンシャルタイムズによって発行されているFT Adviserにおいて、弊社リサーチ主任エィドリアン・アッシュの昨今の金価格の上げ下げに関する解説が掲載されました。この英文全文は下記のリンクでご覧いただけます。

http://www.ftadviser.com/InvestmentAdviser/Investments/Features/article…

先週、市場分析ページにおいては、池水雄一氏の「スタンダードバンク金相場予想」が掲載されました。

先週の主要経済指標の結果とその解説、そして今週の主要経済指標の予定は、それぞれ下記のリンクでご覧いただけます。

先週一週間の日本出張では、日本で活躍される著名金市場アナリストの方々である、ワールド・ゴールド・カウンシル日韓代表の豊島逸夫氏、スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏、マーケット・ストラテジィ・インスティチュート代表取締役亀井幸一郎氏とお会いし、金市場全般について各氏の意見をお聞きすることができました。

全ての方々が、金価格を押し上げている根本の要因である、欧米諸国のソブリンリスクはさらに高まることからも、金価格が長期においては上昇することになるであろうとの意見をお持ちでした。また、日本の投資家による金の購入量が売却量を上回る時期及びそのきっかけについては、今週別途記事を書くことができればと思っています。

また、22日行われましたコモディティ・フェスティバルにおいては、先の3氏はもとより、丸紅経済研究所代表の柴田明夫氏、そして、金市場に興味をお持ちの一般投資家の皆さんともお会いすることができました。

今回それぞれの方々とお会いする中で、豊島氏は、金市場にのみではなく、経済全般の評論家として独立されること、そして、柴田氏は定年を機会に、やはり独立されることをお聞きしましたことを、ご報告いたします。

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ホワイトハウス佐藤敦子は、オンライン金地金取引・所有サービスを一般投資家へ提供する、世界でも有数の英国企業ブリオンボールトの日本市場の責任者であると共に、市場分析ページの記事執筆および編集を担当。 現職以前には、英国大手金融ソフトウェア会社の日本支社で、マーケティングマネージャーとして、金融派生商品取引のためのフロント及びバックオフィスソフトウェアのセールス及びマーケティングを統括。

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