金市場ニュース

ニュースレター(16/09/2011)金価格1794ドル

週間市場ウォッチ

本日金価格は、ロンドンPM FIXがトロイオンスあたり1794ドルと先週末から3%下げています。

今週も金価格はユーロ圏の情勢に反応して動くこととなりました。スポット価格の高値は、週明けの1858ドルで、低値は本日の1765ドル となりました。

週明けは、先週9日に発表されたシュタルクECB専務理事が辞任をするなど、ECB内部での意見対立が明らかになったこと、またドイツ経済相の「ギリ シャの秩 序ある破綻をもはやタブー視すべきではない」という発言など、ギリシャの破綻への懸念の高まりなどから、市場に不安が広がることとなり、資産 の現金化を求 める動きが、投資商品の中で広がる中、金も売られることとなりました。

その後、13日に米国格付け会社ムーディーズがフランスの大手銀行、ソシエテ・ジェネラル、クレディ・アグリコル、BNPパリバの格付けが げられる 見通しが報道され、株式市場が下げたものの、中国政府系ファンドにイタリア国債の購入の働きかけがあることをファイナンシャルタイムズが伝え たことで、落 ち着きを取り戻すこととなりました。

14日、ムーディーズはBNPパリバを除くソシエテ・ジェネラル、クレディ・アグリコル2行の格付けを引き下げました。これは、保有するギ リシャ国債の評価損が膨らむ恐れから。

15日には、欧州中央銀行(ECB)が、米連邦準備制度理事会(FRB)や英イングランド銀行、日本銀行、スイス国立銀行など主要国の中央 銀行と協 力して、金融市場に3カ月物のドル資金の供給をすると発表しました。また、ドイツのメルケル首相、フランスのサルコジ大統領、ギリシャのパパ ドレウ首相が 電話会談を行い、ギリシャがユーロ圏に留まることを改めて発表し、市場に安心感が戻り、リスク資産の株式が買われ、金は売られることとなりま した。

本日、欧州連合ユーロ圏財務相会合のユンケル議長(ルクセンブルク首相)が、「追加(景気)対策を行う余裕はない」と述べたことなどから、 欧米株式市場が下げ、金価格が上げることとなりました。

BullionVaultニュース

先日のニュースレターで、弊社における取引が8月最高記録となったことはお伝えいたしましたが、さらに詳細の数字が発表されましたので、ご 報告いたします。

8月における新規顧客数は2500人と、リーマンショック後の2008年10月の記録の50%増となりました。これにより、弊社における、 資金を入 金した顧客は3万人となります。これらの新規顧客の多くは、イタリアおよびフランスからであり、弊社顧客の10%を占めることとなりました。

7月および8月には、顧客によって新たに1.9トンの金が購入保管され、弊社で保管される金の総量は24.3トンとなりました。これは、香 港、カナダ、アイルランド、カターの中央銀行が備蓄する金の総量を上回るものです。

これにより、弊社で保管される金の評価額は14.2億ドル、銀は2.9億ドル(211トン)で、通貨を含む、弊社における保管されている顧 客資産総額は20億ドル(1600億円相当)となります。

今週の市場分析ページには、はじめての金読本の「金はどこで採掘されているか」が掲載されました。

また、金市場の需要/供給ニュースの欄に「ロンドン市場において8月の金及び銀の決済量が大幅に増加」が掲載されました。

今週の主要経済指標の結果及びその解説は下記のリンクでご覧いただけます。

なお、私は明日より日本へ一週間の出張となります。そのため、来週のニュースレターは、英国に戻る翌月曜日の26日に送付いたします。ま た、通常のように、 ツィート及びフェイスブックで市場の動きをお伝えすることができないかもしれないことを、ご理解いただきたくお願いいたいたします。

先日来お知らせしてきました23日のコモディティ・フェスティバルがいよいよ来週となります。ここで皆様とお会いできることを楽しみにして おります。

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9月23日に東京で行われるコモディティ・フェスティバルのお申し込みは、下記のリンクをお使いください。

http://www.cfes.jp/

ホワイトハウス佐藤敦子は、オンライン金地金取引・所有サービスを一般投資家へ提供する、世界でも有数の英国企業ブリオンボールトの日本市場の責任者であると共に、市場分析ページの記事執筆および編集を担当。 現職以前には、英国大手金融ソフトウェア会社の日本支社で、マーケティングマネージャーとして、金融派生商品取引のためのフロント及びバックオフィスソフトウェアのセールス及びマーケティングを統括。

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