ニュースレター(09/09/2011)金価格1851ドル
週間市場ウォッチ
本日金価格は、ロンドンPM FIXがトロイオンスあたり1851ドルと先週末から1.3%下げています。
今週金価格は、6日に、トロイオンスあたり1920ドル、1181ポンド、1349ユーロとそれぞれの通貨で過去最高値を記録しました。これは、先週末発表された雇用統計が思わしくないものであるとともに、ユーロ圏のソブリンリスクの高まりなどから、株式が下げ資金が金へ逃避したことからでした。
しかし、その後スイス国立銀行がスイスフランの対ユーロ相場に上限目標を設定したことで市場が動揺し、流動性を確保しようとしていることから、金は大きく売られることとなりました。
9月7日には、ドイツ憲法裁判所が本日ギリシャ救済を合法性とみなした事から、コモディティ及び株が上げ、金がさらに値を下げることとなりました。
昨日8日は、トリシェ欧州中銀総裁の定例理事会後の記者会見、バーナンキFRB議長の講演、オバマ大統領による景気・雇用対策の発表が行われました。
トリシェ総裁は、経済成長が従来予想より鈍化する見通しを示したことからも、市場アナリストは金利引き上げ路線を棚上げし、景気が悪化すれば利下げの可能性もあることを示唆していると捉えられることとなりました。その後、行われたバーナンキFRB議長の講演においては、QE3を示唆するものがなく、オバマ大統領による発表では、当初予想されていた財政規模が3000億ドルから4470億ドルへとなっていたことから、これらは全て金価格を押し上げる要因となった模様です。
本日の金市場は、特に大きな要因がないまま、今週の高いボラティリティが継続され1830ドルと1884ドル間を大きく動くこととなりました。
市場のニュースとしては、リビアのガダフィ大佐が、政権の座に付いていた最終の週に、同国備蓄の20%である29トンの金を売却したことが伝えられています。これは、トリポリの資金の流動性を高めるために使われたことを、同国中央銀行総裁Qassem Azzoz氏が昨日伝えています。
BullionVaultニュース
今週の市場分析ページには、スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏による「Silver ETFの現状」が掲載されました。
また、同金市場の需要/供給ニュース欄には、「カザフスタン中央銀行が金保有量を高めることを発表」の記事が掲載されました。
なお、今週の主要経済指標の結果とその解説は下記のリンクでご覧いただけます。
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