金市場ニュース

ニュースレター(08/04/2011)金価格1469.50ドル

週間市場ウォッチ

本日金価格は、ロンドンPM FIXにおいては1469.50ドルと、先週末から51.50ドル、3.5%上げています。

今週ドル建て金価格は、史上最高値の更新を続け、本日再びトロイオンスあたり1472ドルと史上最高値を更新しました。また、銀価格も、トロイオンスあたり40.47ドルと31年来の最高値を記録しています。

これは、昨日欧州中央銀行(ECB)が、市場の予想通り0.25%の利上げを決めたものの、トリシェ総裁が「これが、一連の利上げの始まりだと決めたわけではない。」と述べたように、世界経済が回復していない現状で、利上げが今後も継続することはないとの判断が市場では支配的となっており、商品価格の上昇などからのインフレ懸念が、金の買い材料となっているためです。

そして、リビア情勢は依然混迷を続けており、リビアからの原油の輸出が滞っていることからも、原油価格の上昇が続いています。昨日WTI原油価格は2年半ぶりに110ドル台に乗せており、北海ブレンドも122.67ドルと上昇しました。これによる、産業界のコスト高と、それによる一般市民の生活費の高まりも十分に予想され、インフレ懸念を高めるものとなっています。

本日の価格の上げについて、ロンドンのあるディーラーは、2つの短期的な要因を挙げています。それは、米国における2011年の予算案をめぐって与野党の対立による、暫定予算の期限切れが本日8日となっていること、また、日本の東関東大震災後の日本政府による為替介入などの金融政策です。

6日には、ポルトガルが正式に欧州連合(EU)へと金融支援を要請することを表明しましたが、これは、市場ではすでに時間の問題と理解されていたために、為替相場および金相場に大きな反応は見られませんでした。

今週5日には、中国が政策金利を0.25%上げましたが、同日発表された米国の3月のISM非製造業景況指数が予想を大きく下回り、金融の量的緩和の早期解除が遠のいたという見方が広がったこと、またポルトガルの格付けが下げられたことなどから、ドル建て金価格は史上最高値を更新しました。

今週の主な経済指標は下記のようになります。

日付

内容

前回

予想

結果

5日

米国 3月ISM非製造業景況指数

59.7

59.5

57.3

 

英国3月の購買担当者指数

52.6

52.5

57.1

7日

英国 BOE政策金利発表

0.5%

 

0.5%

 

ユーロ圏 欧州中銀金融政策発表

1.00%

 

1.25%

 

米国 4/2までの週の新規失業保険申請件数

38.8万件

38.5万件

38.2万件

BullionVaultニュース

今週は、金価格が史上最高値を更新続ける中、BullionVaultのリサーチ主任エィドリアン・アッシュのコメントが、昨日英国シティーで広く購読されている日刊経済紙であるCity AMの「ドル建て金価格史上最高値更新」の記事で取り上げられました。記事全文(英語)はこちらでご覧いただけます。

弊社市場分析ページにおいては、初心者にも分りやすい金のブログとして、ワールドゴールドカウンシル日韓地域代表豊島逸夫氏にも推薦されている「はじめての金読本」のブログより、「インフレと金の関係」が掲載されました。

また、同ページの金市場の需要/供給ニュース欄においては、「米国業者が金と銀の売上高の倍増を予想」 と、「銀の工業用需要の見通しは5年間で36%増(GFMS)」が掲載されました。

弊社においては、金市場および金投資の情報サイトとしてウィキページをご用意しています。ここにおいては、今週「安全にシンプルに低費用で金を購入」が掲載されました。

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ホワイトハウス佐藤敦子は、オンライン金地金取引・所有サービスを一般投資家へ提供する、世界でも有数の英国企業ブリオンボールトの日本市場の責任者であると共に、市場分析ページの記事執筆および編集を担当。 現職以前には、英国大手金融ソフトウェア会社の日本支社で、マーケティングマネージャーとして、金融派生商品取引のためのフロント及びバックオフィスソフトウェアのセールス及びマーケティングを統括。

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