ドル資産のヘッジとして
初心者にも分りやすい金のブログとして、経済アナリスト、そして金市場の第一人者の豊島逸夫氏にも推薦されている「はじめての金読本」で、金のドル資産のヘッジという側面を解説しています。


このところ、金価格の動きが激しさを増しています。「財政の崖」を材料にしたキャッシュ化の動きなのか、住宅市況が上向きつつあると捉えてのことなのか、年末に向けて投機筋が売りを仕掛けているようです。
しかし、売られているのは金現物ではなく金価格です。先物で取引されているのは、現物ではなく価格です。そこのところはしっかり認識しておく必要があります。その証拠に、この一週間、金ETFの残高は増加中です。足許の値動きなど、高みの見物としゃれこみましょう。
さて、いまさらですが、国内金価格は円建てです。そして、国際金価格はドル建てとなっています。したがって、仮に国際金価格が同じであったとしても、為替が円高ドル安になれば国内金価格は下がります。その反対に円安ドル高になれば国内金価格は上がります。金の保有が円安のヘッジとなるのは、このためです。
けれど、それだけではありません。これまでも金読本では何度もお話していますが、だいじなことは何度も繰り返します。
金価格とドル指数*1は反対に動く傾向があります。金価格が上がるトレンドではドル指数は下がり、金価格が下がるトレンドではドル指数は上がります。「金はドルの代替資産」と言われるゆえんです。
ここまでお話すれば、もうお分かりかと思います。金保有はドル資産のヘッジにもなる、ということです。念のためチャートで確認してみましょう。
中長期の資産としてドル資産を保有している人は、資金の一部を金にも分散しておくことで、万一ドル資産が目減りした場合に、その目減り分を金が補ってくれる可能性が高いということです。金はドルと逆相関にある外貨と捉えておきましょう。
今回はここまで。
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