韓国中央銀行が25トンの金を購入
韓国の中央銀行が、25トン(評価額12.4億ドル)の金を6月と7月の2ヶ月間に購入したことが、本日伝えられた。
韓国中央銀行が金を購入するのは、アジア通貨危機が起こった1997年-1998年から13年ぶり。金購入は、外貨準備高における米国ドル建て資産の比率を下げる目的とのこと。韓国中央銀行の外貨準備高は世界で7番目の量を誇るが、その内の米国ドル建て資産は64%を占めている。これにより、韓国の金備蓄量は39.4トンとなったが、その外貨準備高に占める比率は、いまだに0.55%にすぎない。
ちなみに、ワールドゴールドカウンシルの最新のレポートによると、その備蓄量で世界第1位の米国の金備蓄量は8,133.5トンであり、外貨準備高におけるその比率は74.7%となっている。日本の金備蓄量は世界9位で765.2トンであるが、外貨準備高における比率は3.3%と、ドイツの71.7%、イタリアの71.4%、フランスの66.1%と比較しても低いレベル。
また、近年新興国である中国、ロシア、インド、メキシコの中央銀行が積極的に外貨準備として金購入を行っているように、タイの中央銀行も6月に17.7トンの金を購入した。
英国貴金属調査会社GFMCの最新の金のレポートでは、公的機関の金購入が、2010年に1988年以来はじめて売却を上回ったとのことが伝えられている。これは、中央銀行の金売却合意(CBGA:Central Bank Gold Agreement)の枠の中での売却が非常に少なかったためと、2010年末に終了したIMFの金売却プログラムの減少により、最終的には購入量が突出したことから。
Maryland大学でビジネスを教え、元米国政府の経済アドバイザーであるPeter Morici教授は、中央銀行が金を買う理由として、米国ドルがすでに安全な資産ではなく、米国債もまた最適な投資商品ではないことをあげている。その上で、「予算問題や公的債務を考慮すると、金を購入すべきだ。」と続けている。
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