銀の工業用需要の見通しは5年間で36%増(GFMS)
英国の貴金属調査会社である、ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシズ(GFMS)が、28日発表した銀の工業用需要の2015年までの見通しのレポートにおいて、2015年までに、工業用需要が666百万トロイオンス(Moz)となることを予測している。
これは、その年における銀の需要総量の60パーセントであり、2010年の工業用需要487百万トロイオンス(Moz) の36%増となる。
このレポートによると、電気・電子工学分野および太陽光発電などの既存の工業用需要の増加と共に、新分野である衛生などの医療用需要、食品包装、無線商品管理タグ、水浄化装置などによる需要の増加も見込まれている。
この要因としては、米国および中国やインドを代表するアジアからの強い工業用需要の増加、既存の工業用需要の継続的な伸び、また、銀の代用品となる他の低価格の金属への移行は技術的に困難であること、衛生などの医療分野や電子工学分野を必要とする新興国の需要の急増が見込まれることなどが挙げられている。
銀価格は、本日6日に31年来の最高値であるトロイオンスあたり39.73ドルを記録している。
銀現物相場は、この1年間で2倍以上となっているのに対し、金現物相場は、27%の上げに留まっており、金と銀価格の比率(ゴールド・シルバーレシオ-GSR)は、過去10年間の平均は62であるが、昨年6月の70から下がりつつある。
KEBフューチャーズの上級トレーダー(ソウル在勤)、ファン・イルドゥ氏は、ブルームバーグとのインタビューで、銀はこれから最高値に達するだろうとし、従ってGSRはさらに低下し80年以来の水準まで下がる見込みだと指摘した。そして、「景気回復の持続とインフレ懸念の台頭を背景に、投資家および産業界からの銀需要は強い」と説明している。
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