米国投資管理会社が金現物の不足に備え、受け取りを決定
ブルームバーグが18日伝えたところによると、米国のヘッジファンド運用者J・カイル・バス氏が、15日に寄付基金であるテキサス大学投資管理会社(UTIMCO)による金地金6643本、9億8700万ドル(約820億円)相当の受け取りの決定に当たり、助言を行ったとのこと。
全米大学経営担当役員協会によると、UTIMCOの運用資産は昨年8月時点で199億ドルと、ハーバード大の基金に次いで2位。UTIMCOのブルース・ジマーマン最高経営責任者(CEO)によると、UTIMCOは昨年、金投資を約5億ドル増やした。バス氏によれば、同基金のマネジャーらは金需要が供給を上回る事態に備え、金を受け取ることを決定したとのこと。
この金地金はニューヨークのHSBCの金庫に保管されている。
また、27億ドルのファンドを持つ、Tocqueville Gold FundのマネージャーであるJohn Hathaway氏は、先のニュースを受けて、「金を保有することで、より高いセキュリティーを得ることができる」とブルームバーグTVにコメントしている。
さらに、John Hathaways氏は、「UTIMCOの決定は、金融システムへの不信感が高まっていることを表している。そして、特定保管で現物金地金を保有するということは、長期間保有することを示唆している。」と続けている。
先週発表されたGFMSの最新金レポートによると、昨年の金地金の需要は、880トンと65.9%増加している。
2年前にはGreenlight Capitalヘッジファンドは、金のポジションを金ETFの主要銘柄SPDRから現物へと移行している。これにより、2年間に3.2百万ドルの費用を節約することができたとのこと。
SPDRは、保有する金ETFの評価額の0.4%が費用であり、現在の評価額においては、UTIMCOは、約4百万ドルを年間費用として支払う必要があった。
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