欧州取引決済機関LCHが10月末より金を担保として受け入れる
今週木曜日に、ロンドンに拠点を置く欧州取引決済機関LCHが、10月末より金を担保として受け入れることを発表した。
欧州取引決済機関LCHの取締役David Farrar氏は、「市場参加者は、担保資産のより幅広い選択肢を望んでいる。金は理想的であると考える。それは、金融市場に何らかの問題がある際に、確立した価格メカニズムを持ち、市場の流動性を保つことから、良いパフォーマンスを収める資産であるからだ。」と述べている。
そして、先を発表したプレスリリース上で、2015年に導入されるバーゼルⅢ規制下において金が銀行の中核自己資本(Tier 1)であるべきであるとワールド・ゴールド・カウンシルによってバーゼル銀行監督委員会へ提案されたことが、その証であると言及している。
今年5月には、欧州議会経済通過委員会によって、クリアリングハウスで金を担保として利用することが承認されていた。
また、金を担保として金融取引を行うことは、2009年10月にシカゴ先物市場(CME)グループが、現物金を証拠金の支払いに利用することを承認したことから始まり、2010年末には、インターコンチネンタル取引所(ICE)が欧州では初めて取り入れた。
今年2月には、JPモルガン・チェースもまた、銀行としては初めて、金融取引において金現物を担保として利用することを受け入れることを発表している。
ちなみに、ロンドン貴金属協会によって発行された最新の市場流動性レポートにおいては、ロンドン市場の一日の金取引量の評価額は概算で2240億ドルを超えるされている。
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