日本の年金が金投資開始
日本の年金基金が金への投資を始めたことを本日付の日経新聞が伝えている。
これは、ワールド・ゴールド・カウンシル日韓代表の豊島逸夫氏が、金関連の話題として取り上げたものだ。それによると、岡山県機械金属工業厚生年金基金が、今年度から金投資を開始することを決めたとのこと。そして、この対象は、金ETFと他のゴールドファンドなど。
また、丸紅の企業年金基金もまた、秋から発展途上国の株式や国債に投資するだけでなく、金を含む不動産ヘッジファンドといった代替投資に資産の7%を投入するとのこと。
丸紅の担当者は、「投資を多角化することで、運用利回り予想に確実に達するようにしたいと考えている。」と語っている。
従来年金が投資をしている国内債券の利回りは、近年下がり続け、日本国債の10年物の利回りは、現在2%を下回っている。
日経新聞の記事の中で、豊島逸夫氏は、年金が金投資に踏み切る理由として、単なるインフレヘッジだけではなく、通貨リスクの分散も考慮されているということを指摘している。
米国においては、減価するドルに対するヘッジとして、すでにテキサス大学基金が金現物約20トンを購入している。同基金は、運用資産が昨年8月時点で199億ドルと、ハーバード大学に次いで全米大学の中でも2位となっている。
欧州においては、オランダのガラス製造年金基金が、その基金の13%にあたる39百万ユーロを金の投資に当て、当局からその比率を2ヶ月以内に3%まで下げることを要請されたことが、今年2月にレポートされている。
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