主要金融機関が軒並み金価格予想を上方修正
ゴールドマン・サックスが、今週8日に米国の実質金利低下や欧州および米国のソブリン債務危機が深刻化していることから、金価格の見通しを上方修正した。
それによると、3ヶ月後の金価格の見通しは、1トロイオンスあたり1645ドルと1565ドルから引き上げた。6ヶ月先の見通しは、1730ドル。12ヶ月先は1860ドルとなっている。
ゴールドマン・サックスに先駆け、UBSは先週金価格予想を1月先1725ドル、3ヶ月先1850ドルへと上方修正している。
また、HSBCは、2011年の金価格予想をトロイオンスあたり1590ドルと、1525ドルから上方修正。2012年は、1500ドルから1625ドルへ、2013年は1450ドルから1550ドルへとそれぞれ上方修正している。
この理由としては、金が広くハードアセットとして、また安全資産として取引されてきていること。そのために、伝統的に、主要諸国の金融政策への不信感が高まると、投資家は金を購入してきていることをあげ、また、歴史的に金はソブリンリスクが高まると、その価格を上げることを追記している。
JPモルガンは、先週末にスタンダード&プアーズが米国債の格付けを引き下げたことにより、更なる金融危機の可能性が高まったとして、今年の金価格の見通しを引き上げている。
格付け引き下げ以前には、今年末までの平均金価格はトロイオンスあたり1800ドルとしていたが、この価格は保守的過ぎたとして、ボラティリティの高さはあるとしながらも2500ドルへと引き上げている。
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