中央銀行が金の備蓄を60億ドル増加
ブルームバーグによると、メキシコ、ロシア、タイの中央銀行が、今年2月と3月に総額60億ドル相当の金備蓄を増加させたとのこと。
メキシコ中央銀行は、93.3トンを一月以降購入し、その既存備蓄量6.9トンに加えた。国際通貨基金(IMF)のデータによると、メキシコ中央銀行は、この数ヶ月で100トン購入したことを発表している。
ロシア中央銀行は、3月に18.8トンを加え、その備蓄量を811.1トンとしている。また、タイ中央銀行は、同月9.3トン加え108.9トンとしている。
Maryland大学でビジネスを教え、元米国政府の経済アドバイザーであるPeter Morici教授は、中央銀行が金を買う理由として、米国ドルがすでに安全な資産ではなく、米国債もまた最適な投資商品ではないことをあげている。その上で、「予算問題や公的債務を考慮すると、金を購入すべきだ。」と続けている。
また、1000億ドルのファンドを持つ、スイスに拠点を置くLGT CapitalのアナリストであるBayram Dincer, Pfaeffikon氏は、「メキシコ中銀の金購入は、新興国の中央銀行が外貨準備高に多様性を持たせることへ需要が高まっていることが確認できるものだ。」と述べている。
ワールドゴールドカウンシルによると、IMFのような公的機関による金の保有量は、4月までに30,523トンとなっている。
メキシコが購入した100トンの金により、この中央銀行の外貨準備高で金の占める割合は4%となった。そして、今回の金購入は、外貨準備高に多様性を持たせるために定期的に行われる投資の一環であることを、メキシコ中央銀行Banco de Mexicoは発表している。メキシコの外貨準備高は、今年に入り11%増加し、1258億ドルとなっている。
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