中国の4月貿易収支は予想の4倍の黒字、消費者物価指数(CPI)は前年比5.3%上昇
昨日発表された中国4月の貿易収支は、114億ドルと事前予想の4倍の水準となった。また、本日発表された消費者物価指数(CPI)は、5.3%と3月の5.4%から多少鈍化したものの、事前予想5.2%は上回った。これらは、中国経済が比較的活況であることを示唆するもの。
宏源証券(上海)のエコノミスト、SHAO YU氏は、「4月の経済指標は、中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率あるいは政策金利を引き上げる可能性を低くする内容だった。人民銀行はせいぜい、預金準備率を今後2カ月で1度引き上げる程度だろう」とロイター通信へ語っている。
人民銀行は昨年10月以降4回利上げを実施。銀行の預金準備率も7回引き上げ、大手行の預金準備率は過去最高の20.5%となっている。
中国政府は、年間4%をインフレ率の上限目標にしている。
貿易収支は、過去4ヶ月で最大の黒字を計上し、輸出は過去最高を記録した。輸出は、前年比29.9%増の1557億ドルと、事前予想の29.4%を上回っているが、輸入は21.8%増と予想の21.8%を下回った。
対米では、貿易黒字が16%増加し、昨年11月以来の高水準に達した。その結果、米国から中国に対して人民元の上昇加速を求める要因が高まる可能性がある。
ガイトナー米財務長官は今週ワシントンで開かれた米中戦略・経済対話で中国に対し、物価抑制と内需喚起には人民元相場の上昇ペース加速が必要と訴えたが、これらの統計結果は同長官の主張を後押しする可能性がある。
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