中国の金利引き上げは金投資熱を高める-JPモルガン中国リサーチ
中国政府の不動産ブームを抑制するための金融政策は、一般庶民の金投資熱を高めるであろうと、主要投資銀行の中国支店によって発表されたレポートは分析している。
JPモルガン中国の証券および商品部門のマネージングダィレクターである、Jing Ulrich氏は、不動産価格の上昇を抑制するための様々な金融政策は、多くの富裕層を金投資へと向けていると、本日発表されたレポートで述べいる。
「中国の金の宝飾品への需要は、2010年に13.5%延びている。同年、金地金および金貨への需要は70.5%急増している。」とこのレポートでは説明した上で、「大部分の市場関係者は、2011年の中国の需要はさらに増加すると予想している。」と述べている。
中国中央銀行である人民銀行は、昨年10月から4度目の政策金利引き上げを今月の初めに行い、その政策金利を3.25%へと引き上げた。
しかし、本日公表された3月の消費者物価指数(CPI)は5.4%と、インフレ調整後の実質金利は引き続きマイナスとなっている。また、本日発表された1~3月期の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質で前年同期比9.7%増えた。
中国の一般庶民のインフレへの懸念が、金投資熱を高めているが、中国政府による金融引き締め政策は、現時点までで、大きな効果を見せていない。
また、シンガポールのディーラーは、「一般的に高い消費者物価指数(CPI)は、金への投資を高める。」と述べている。そして、「近年の中国政府による金利の引き上げ後の、商品価格を見てみると、これらがほとんど影響しなかったことが分るはずだ。」と続けている。
中国黄金協会幹部のZhang Yongtao氏は、「インフレヘッジ目的の金投資はさらに高まるであろう。」と述べている。
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