アナリシストが予測する金価格の上げについて
金価格が急激な上げを見せ、中央銀行が備蓄量を増やす中、金価格が最高値を超え、2000ドルとなる可能性があるという金融界の著名なアナリシストの予測を、英国主要日刊紙ガーディアンがレポートしています。
世界経済及び金融市場の将来への憂慮から、投資家が景気後退の2番底を恐れ、また金融市場に影響力がある著名な投資家が2000ドルの可能性を示唆したことも受け、金価格は記録的なレベルで今年に入り9%上げ、オンスあたり1264.90ドルまでに急上昇しました。
「先々2、3年の間に、金価格はさらに上昇すると思います。」と、1999年のコモディティ投資ブームを引き起こした著名な投資家Jim Rogers氏は語っています。「通貨は価値を下げ、実物資産が価値をあげることでしょう。また、強気市場を終わらせる、新規のコモディティ供給は見られていません。」
オリエル証券のCharles Cooper氏は、ロンドンの主要日刊紙ガーディアン誌へ次のように語っています。「政府は、さらに紙幣を増刷して墓穴を掘ることでしょう。これは、インフレを引き起こし、安全な避難所(Safe Heaven)としての金をさらに魅力的な投資商品とすることでしょう.」
オーストラリア造幣局の専務取締役Kerry Tattersall氏は、「とても興味深い時代です。」と述べ、「私ども造幣局を人々は訪れ、どのようにして彼らの貯蓄を金へ換えるべきかを尋ねています。」と続けています。5月の金貨と金地金の一般消費者への売却量は、485,000オンスと記録的レベルに急増しました。これに比べ、昨年同月は83,000オンスでした。
造幣局の最も人気がある商品は、現在1000ユーロで販売されている1オンス金貨です。1キロ金地金は、31,300ユーロで販売しています。銀も人気があるようです。昨年5月の販売量が百オンスであったのに対し、今年は1.85百オンスとなっています
バークレーズ・キャピタルのコモディティ・アナリシストSuki Cooper氏は、「短期の金価格は、極東からの宝飾品の需要で値を維持し、同時に、市場で金がどのように見られているかを再評価することとなるでしょう。」と述べています。Cooper氏は、長期にわたる金の底値は、2002年の平均価格310ドルに対し、オンスあたり850ドルと見ています。
ワールド・ゴールド・カウンシルは、「株主は、金鉱会社のエクスポージャーを深め、中央銀行は公開市場で金地金を購入しています。」と述べています。ワールド・ゴールド・カウンシルの専務取締役Marcus Grubb氏は、「この背景は、継続した金融危機と、景気の先行きが知れない中、人々の富を保全したいという感情なのです。」 と語っています。




