金市場ニュース

金・銀・プラチナ価格の年間の動きのパターンについて

過去20年間の貴金属価格の月ごとの推移を追ってみました。
 
貴金属価格 のアナリストは金市場の季節ごとの傾向について語ります。
 
それは、この数十年、金価格は新年から春に向けて上昇し、その後夏に下落または少構造体となり、麺末にかけて更に上昇する傾向があるからです。
 
このようなパターンは、 世界の金需要の季節的な変化と関連付けるアナリストもいます。このような価格変動が、1月から12月にかけての銀やプラチナの価格変動にもつながっていると見ているのです。
 
おの分析が正しいかどうかは別として、下記のインフォグラフィックスは過去20年間の金価格が暦年でどのように動いてきたかを示しています。
 
最初の図は、過去20年間、隔月に金価格が米国ドル、ユーロ、英国ポンド、日本円出何回上昇したかを数えることができます。
 
2つ目のインフォグラフィックスでは、これら3つの主要通貨での過去20年間の金の平均月次価格変動幅を示しています。
 
 
 
 
 
これらのグラフにどのようなパターンが見られるかは別として、消費者の金の需要には明確な季節のパターンがあることが確認できます。
 
今や世界一の金消費国である中国の需要は、旧正月にピークを迎えます。その後、バレンタインズデーがあり、南印度では、アクシャヤ・トリティヤというお祭りの季節がやってきます。
 
夏はヒンズー教の祭礼や結婚式が行われませんが、その後のディワリの祭りに向けて世界第二の金消費国インドの家庭用需要が急増します。その後、ヨーロッパとアメリカでは贈り物のピークとなるクリスマスが訪れ、旧正月に向けて小売業者が再び在庫を抱えることになります。
 
しかし、金価格に影響を与える要因は、消費者の需要だけではありません。資産価格の上昇のためには、投資家の資金流入を必要で、この流れが価格を押上げ、追い上げる要因ともなります。
 
このことを念頭に置いて、1月の貴金属価格上昇の実績を確認してみましょう。インタラクティブなチャートが示すように、2001年以来、金は米国ドル建てで、15回上昇しています。それに対し、銀は14回、プラチナは更に多く過去20年間で17回上昇しています。
 
このようなことからも、新年には貴金属への強い投資を誘うのです。実際、世界最大の貴金属現物オンライン市場を提供するブリオンボールトにおいては、この10年間で7回、1月はその年の月平均よりも多くの新規貴金属投資家が口座を解説し、5回はその年で最も新規口座開設がされています。
 
なぜこのように新年に貴金属投資に関心が集まるのでしょうか。
 
それは、多くの投資家が年初に保有している資産ポートフォリオを見直し、地金、株式、債権の保有比率を確認し調整するために、金への投資が増加するという可能性があります。
 
また、1月はウェルスマネージャーや個人貯蓄家が、今後1年間を見据えて、資産に対する潜在的なリスクを精査するために、 金への投資需要が高まるとも考えられています。そのため、彼らは、投資の保険として金を購入して、資産を保全することをこの時期に選択するわけです。
 
尾のようなことから、米国ドル資産を保有する投資家にとって、1月が過去20年間で最も金価格が上昇した月であることの説明となります。2001年から2021年の間に、8月と11月がそれぞれ14回上昇し、その上昇率においては近づいていますが、その平均月間上昇率は新年の3.1%に比べると低く、今世紀に入ってから、それぞれ平均2.0%と1.3%上昇しています。
 
英国ポンド建ての資産を持つ投資家にとって、1月は14回と8月と同数となっています。しかし、米国ドル建て資金を保有する投資家と同様にユーロ建て資金を保有する投資家にとっては、1月が最も上昇回数が多く15回と、他の月と比べても際立っています。それに対し、日本円建て資産を保有する投資家にとっては、1月と12月が15回と同数で、他の月を上回っています。
 
過去の貴金属の価格のパフォーマンスは、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。もちろん、それは過去のパターンが貴金属価格によって明確に示されていたとしてもです。この新年の貴金属価格の上昇の背景は、100%明らかとなってはいません。
 
しかし、過去20年間のデータを見る限りでは、金、銀、プラチナの購入時期は1月の上昇を前にするべきということのようです。

ブリオンボールト社のリサーチ部門は、オンライン金取引所有サービスを提供する世界有数の英国企業ブリオンボールトの、リサーチ・ダイレクターのエィドリアン・アッシュ、日本市場担当ホワイトハウス佐藤敦子を含む国際市場担当者によって構成されています。

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