金市場ニュース

シルバーのComexポジション

スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏が、「池水雄一のゴールドディーリングのすべて2」でComexにおけるシルバーのポジションが興味深いものになっていることを解説しています。

***************

シルバーのComexのポジションがちょっとおもしろい状況です。ネットロングの建て玉残は現在100million onz(1millon onzは約31トン)を割り込み、これは2003年の3月のレベルまでの急減となっています。しかしこれは純粋なロングが減っているわけではなく、新たな ショートが増えているのです。シルバーのショートは9million onzも増えています。下のチャートはロング対ショートの割合を示したものです。現在はショート1に対してロング1.8。つまり1対2を割り込んでいま す。歴史的に見ると、過去76年間の平均はショート1に対してロング3.8。最高値は2004年12月に1対8.7という数字があります。現在は2005 年9月につけた最低値1対1.71とほぼ同レベルまでロングが減ってショートが増えています。過去このショートとロングの割合が1:2以下になったときの 成り行きを見てみると興味深いことがわかります(下のチャートで赤い線を割っているところです)。

2005年8-9月:3.5ヶ月で33.7%価格上昇。

2007年8月:3ヶ月で32%価格上昇。

2008年10月:4ヶ月で54%価格上昇。

このようにショートが増えた結果起こったのは、いずれもその後のショートカバーをきっかけとする大きな相場の上昇です。1:2以下のレベルは驚くほど短 期的で、その後必ず最低3ヶ月の上昇マーケットとなっています。強気筋が単純に買いサインを待っているという状況でしょうか。最低でも30%の上昇がある とすればシルバーは今後3ヶ月以内に40ドルを再び越えるということになります。果たして今回はどうなるでしょうか。三度あることは四度ある?

ちなみに他のメタルのロングとショートの割合は以下の通りです。 Gold 3.5:1 (平均 4.9)

Silver 1.8:1(平均 3.6)

Platinum 3.5:1(平均 8.8)

Palladium 2.1:1 (平均6.1)

こうやってみるとパラジウムがショート比率が高く、シルバーに次いで内部要因からの上昇があるかもしれませんね。

以上

****************

銀の購入をお考えですか。英国女王賞を受賞したオンライン金取引において世界一の実績を持つ、BullionVaultをお試しください。

池水雄一氏は、貴金属ディーリングの世界でも第一人者。上智大学を卒業後、住友商事、クレディ・スイス、三井物産、スタンダードバンクと貴金属ディーリングに一貫して従事し、現在はスタンダードバンク東京支店長。Oval Next Corp.サイトで市場分析ブルース(池水氏のディーラー名)レポートも掲載。

注意事項: ここで発信される全ての記事は、読者の投資判断に役立てるための情報です。しかし、実際の投資にあたっては、読者自身にてリスクを判断ください。ここで取り扱われる情報及びデータは、すでに他の諸事情により、過去のものとなっている場合があり、この情報を利用する際には、必ず他でも確証する必要があることを理解ください。Gold Newsの利用については、利用規約をご覧ください。

SNSで最新情報を入手

Facebook   TwitterYoutube

グーグルで優先する情報源として追加

 

 

貴金属市場のファンダメンタルズ