金の基礎知識

特定保管と消費寄託について

特定保管による金地金#

特定保管による金地金とは、投資家によって直接所有され、金地金専門保管場所で、保護預かりもしくは保管契約によって、保管されている金地金のことです。これらは、法的にも投資家の所有物であることが明確となっています。

特定保管による金地金は、その所有権が投資家にはない消費寄託による金地金とは全く異なります。

特定保管による金地金の所有権が明確であることから、保管企業の破綻によるリスクを持ち合わせていません。

特定保管における費用

投資家は、特定保管をする場合は、その保管費用を支払わなければなりません。しかし、幸運なことに金はその価値と比較しても、保管に必要となるスペースは少なく、1トン(約4.9千万ドル-2011年6月現在の評価値)の金地金を保管するために必要なスペースは、14インチ(約35センチ)四方のみです。このために、特定保管における保管料は、高くありません。大量の保管を行う場合、保険を含み年率0.1%で行うことができます。

しかしながら、銀行などにおいては、特定保管での保管料は高めに設定されています。それは、投資家に消費寄託による保管を選択してもらうためです。そのため、一般論として、金の購入保管に関しては、消費寄託を奨励する銀行で行うことを避けることを勧めるのです。

BullionVault(ブリオンボールト)は、その顧客の地金を保管するために、地金専門市場で認定されている保管業者を利用しています。それは、このような地金専門保管業者は、銀行と異なり、保管している地金を貸し出したり、資金調達に利用することはないためです。そのために、資金調達などに利用できる消費寄託による保管を奨励するために、特定保管の費用を高く設定することがないのです。

BullionVault(ブリオンボールト)の特定保管で行われる保管料は、保険料を含み、年間0.12%となります。

BullionVault(ブリオンボールト)において、特定保管の金地金を購入する場合は、こちらをクリックください。

消費寄託による金地金#

消費寄託による金は、投資家の所有物ではありません。

消費寄託方法による保管は、受託者(受寄者)である銀行のような保管業者が、受託物(受寄物)を消費できるとする寄託契約です。つまり、銀行における預金のような契約形態となります。そのため、銀行が顧客の預金を他へ貸し出すように、この形態で預けられた金地金は、資金調達などの目的で、他へ貸し出されることとなります。しかし、この際に預金とは異なり、預金保険などの保護の枠組みが消費寄託で保管されている金にはないため、銀行などの保管会社の破綻時には契約者に金地金が返却されないというリスクが伴います。

そのようなことから、金地金の保管には、所有権が顧客にあることが明確な特定保管をお勧めします。

BullionVault(ブリオンボールト)で、購入される金地金は全て特定保管されています。この特定保管の費用は年間0.12%と、金融機関で保管された場合と比較しても、はるかに安く設定されています。

特定保管で金地金をご購入をご希望の場合は、まず、BullionVault(ブリオンボールト)サイトで、口座を開設(無料)ください。

金の投資に関しては、こちらをご覧ください。

 

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