金の基礎知識

ロンドン貴金属市場協会(LBMA)

ロンドン貴金属市場協会(LBMA)は、世界の現物地金取引の中心である、英国ロンドンの専門市場で売買されている金地金と銀地金を監督している専門業者の団体です。

ロンドン貴金属市場協会(LBMA)は、専門市場で、スポット価格で取引されることが許されている金・銀地金の精錬、文書化、保管の水準を設定し、保持します。

ブリオンボールトは、個人投資家が、ロンドン貴金属市場協会が認める金地金を売買し、ロンドン貴金属市場協会が認める保管場所で貯蔵することを可能としました。ブリオンボールトは、2008年9月に正式にロンドン貴金属市場協会の正会員となりました。

ロンドンの主要ブリオンバンクと英国中央銀行イングランド銀行とのコンサルテーション後に1987年に設立され、ロンドン貴金属市場協会の会員は、21カ国の119社に及びます。この会員企業は、世界の主要ブリオンバンク、貴金属ディーラー、精錬会社、金鉱会社、試金業者、配送業者、保管業者、宝飾製造業者などです。

ロンドン貴金属市場協会は、全ての会員が準拠しなければならないGlobal Precious Metals Codeを設けました。

ロンドン貴金属市場協会の会員基準は、厳密に管理されています。申請者は、既存の会員3社によって保証されていなければならず、その企業とは、少なくとも12ヶ月以上の商業取引が行なわれていなければなりません。このそれぞれの保証企業は、申請者が会員認可のための委員会へ通される前に、その申請者を十分に「顧客熟知規則」に則って確認しなければなりません。この過程を設けていることで、この協会の会員水準を高く保持することができます。