2024年4月3日ロンドン: 英主要経済紙City AMが金相場が史上最高値の更新を続けていることとその背景を伝える記事で、弊社リサーチダイレクターのエイドリアン・アッシュのコメントが引用されています。
ここで、今週金相場がドル建て、ポンド建てで史上最高値を更新したとし、地政学が投資家を金へ向かわせているとした上で、ブリオンボールトの3月の金投資家インデックスのデータによると、欧米を中心とした顧客ベースでは、購入量の2倍の売却が行われているとし、下記のエィドリアンのコメントを紹介しています。
「これまでの金地金売却者数のピークは、金地金価格が急騰した時であった。しかし、それらは全て、政治的、金融的に大きなストレスが発生し、投資家の需要に拍車がかかった時であった。」
そして、過去にブリオンボールトで金地金の売り手が急増した、2011年の英国暴動とユーロ債務危機、ロシアがウクライナに侵攻した2022年3月、そして2016年6月の英国のEU離脱を決めた国民投票の際に記録され水準を95%上回っていたことを伝えています。
それに対し、金の史上最高値の更新は、世界的な紛争をめぐる全般的な不安が続く中で行われているとし、「これは、この価格上昇トレンドの根底にある強さを物語っている」というエィドリアンのコメントを伝えています。
この記事では、先に加えて、中央銀行の金需要とインフレヘッジとしての需要も背景としています。
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