2024年5月7日ロンドン：金価格が高値圏で推移している背景を伝える時事通信のオンラインニュースサイトの記事で、ブリオンボールトの分析が取り上げられています。
この記事で、中東情勢の緊迫化を背景に4月にトロイオンスあたり2400ドルを超え、年初来2割弱の上げ幅を見せている金相場は今後も底堅い需要からも高値圏の取引が続くとして、第一四半期の需要が前年同期比3％増であったこと、そして中国の需要は12.7％と急増していることも伝えています。
その中で、ブリオンボールトが中央銀行の需要の増加は、ロシアのウクライナ侵攻以来の経済制裁が背景にあり、新興国の中銀が外貨準備の金の割合を高めていると指摘していると紹介し、中国中銀が今年3月まで17か国連続で金準備を増やしたことに言及しています。
また、中国ではこの購入の動きが投機筋に波及しているとし、ブリオンボールトの「投機筋は安定した需要を当て込み、相場が上昇しても今が買い時とみて購入している」と分析するとも伝えています。
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