金市場ニュース

スイスの精錬会社が金地金の製造をシンガポールで開始

スイスを拠点とする貴金属精錬会社のMetalor社は、新たに金地金の精錬、製造工場をシンガポールに建設している。

今年下半期に完成予定の新たな製造工場は、週当たり3トン精錬することが可能で、更に4トンの再鋳造(Re-casting)できる規模

Metalor社の世界の製造許容量は、年間650トン。

Metalor社のシンガポール工場の責任者であるGilles Robert氏は、シンガポールで精錬・製造された最初の金地金をジャーナリストに見せた上で、「これは、第一歩にすぎません。」と述べている。

「我々は、より多くの地金をここで製造し、シンガポールの現物取引の成功に貢献することを希望しています。」と続けている。

Metalor社は既に香港と中国本土で金地金の製造工場を所有し、運営している。同社は、新たなシンガポールの製造工場は、需要が高まりつつある南アジアにおける、同社の位置づけを更に高めるであろうとコメントしている。

「現在、弊社はアジアの投資家の金購入の需要に十分に応えることが出来ていない。」と、同社会長のScott Morrison氏は述べている。

そして、「これらの投資家へと売却された金現物の総量は、相当なものだ。」としている。

昨年シンガポールは、この地での取引を奨励するために、投資水準の貴金属に課されていた物品・サービス税の7%の税率を撤廃した。昨今、ドイツ銀行、J.P.モーガンの両行は、同行の顧客のために、シンガポールのフリーポート内に貴金属保管場所を開設している。

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ブリオンボールト社のリサーチ部門は、オンライン金取引所有サービスを提供する世界有数の英国企業ブリオンボールトの、リサーチ・ダイレクターのエィドリアン・アッシュ、日本市場担当ホワイトハウス佐藤敦子を含む国際市場担当者によって構成されています。

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